そっくりさん嫌い (44)
2004年5月10日久々に、そっくりさんシリーズを。
今回は有名なこの曲。
イーグルスの "Hotel California"(1976年作)
http://LAternaMagica.org/Music/MP3s/1976_EAGLES_Hotel_California_01_Hotel_California.mp3
で、この曲の元ネタと思われる曲が、これ。
ジェスロ・タルの "We Used to Know"(1969年作)
http://www.aprescindere.com/link/jethro.mp3
コード進行がほとんど同じなんだもの。
"Hotel California"
Bm → F#7 → A → E → G → D → Em → B7
"We Used to Know"
Bm → F# → A → E → G → D → F#m7 →B
3カ所で違っているけど、(7thコードの違いは無視できるから)実質的には最後から2つ目の Em と F#m7 が違うだけで、その他は同一だと言える。
そんなものだから、曲の後半のギター・ソロまで同じフレーズが見え隠れしているように聴こえてしまうのがおかしい。
それで、その後、"Hotel California" が大ヒットしちゃったものだから、予想通り、日本国内にも、これをパクったような曲が何曲か出現しちゃった。
長渕剛の「碑」
甲斐バンドの「氷のくちびる」
アルフィーの「星空のディスタンス」
なんかがそれ。是非、CDをレンタルして聴いてみてちょ!
それと、同じようなコード進行が出現すると、なんとなく空耳的に似ているように聞こえるってパターンがこれ。
伍代夏子の「都忘れ」
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SR/NatsukoGodai/SRDL-4712/1/sound.asx
あまり似てない?
こりゃまた失礼しましたぁ。
ところで、最近、ジェスロ・タルを知らない人が多いねえ。淋しいなあ。
映画『アルマゲドン』で、
「俺がむかつくのは、誰もジェスロ・タルってパンドを知らない事だ!」
ってジョーク的なネタのセリフがあったりしたもなぁ・・・。
ちなみに、どういうわけか、東京タワーの蝋人形館には、ジェスロ・タルのリーダーであるイアン・アンダーソンの蝋人形があるのだ。あの館の関係者には、かなりのロック・マニアがいるに違いない。それも重度のプログレ系マニア(ジャーマン系が好きなんだろうね)が。
だって、ビートルズの蝋人形館があるのは、まぁ、当然なんだけど(ジミー・ペイジやジミ・ヘン、このくらいあっても許せる)、その他には、通常では考えられないようなマニアックなミュージシャンの面々が・・・。
イアン・アンダーソン、
ロバート・フリップ、
キース・エマーソン、
ピーター・ガブリエル(正しくはピーター・ゲイブリエルなんだけどぉ)、
フランク・ザッパ(おぉ、ディープだっ!)、
クラウス・シュルツ(これってのも、めちゃくちゃディープだなぁ・・・)、
マヌエル・ゲッチン(もっとディープだぁ!「アシュ・ラ・テンペル」なんてバンド、カタギの人は知らんでしょうがぁ・・・)、
そのうちに、フレッド・フリス、クリスチャン・ヴァンデ、ダモ・スズキの蝋人形ができるかも知れないと期待しているのは私だけではあるまい。
本日の御参考:
「ジェスロ・タル」
http://www.pure.cc/~hine/rock-2/jethro-tull.html
「東京タワー 蝋人形館」
http://www.seiro.co.jp/w_museum/6/ningyo.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~cb6m-hnd/column/wax/wax-rep.htm
http://ww2.tiki.ne.jp/~ritsuko/rouningyou.htm
http://www02.so-net.ne.jp/~yokom/kansho/1998kansho/roningyo.html
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