映画嫌い (496)

2009年9月19日 映画

貴女の人生の貴重な時間をドブに捨てるどぉ~しょぉ~もないクソ映画を摘発し、絶対に見ないように注意を喚起するこのコーナー。本日のクソ映画は2008年の米国映画「愛を読む人 (The Reader)」である。すでに日本では劇場公開済みだ。
 
1958年、西ドイツの地方都市ノイシュタット。15歳の学生・マイケルは下校中に体調を悪くして、あるアパートの前でうずくまっていると、そこの住人の女性が面倒を見てくれて、家まで送ってくれたのだった。しばらくして病気が完治したマイケルは、あの女性にお礼を言う目的で、花を持って彼女のアパートを訪問する。彼女の名前はハンナ、35歳で独身。路面電車の車掌をやっている。マイケルはハンナにオトナのエロスを感じ、ほどなくふたりは禁断の肉体関係になってしまう。連日、マイケルは学校の帰りにハンナのアパートに寄り、そしてファックやり放題。チン●丸出しで、あんな事も、こんな事もしちゃう。ポルノかよ?
ファックする前にベッドの上で、ハンナはマイケルに本を読んでほしいと言うのだ。マイケルは通学カバンの中にある文学系の本を朗読して聞かせる。そして、マイケルが朗読した後に激しくファックするのがふたりの習慣になった。マイケルはいろいろな本を読んで聞かせ、そしてファックする。ところが、ふたりの間のスレ違いがあって、ハンナは密かにアパートから転居してしまった。これでふたりのエロエロ生活もおしまいである。
1966年。マイケルは弁護士になる事を目指して、大学に通って法律の勉強をしていた。ある時に、担当教授に引率されて、マイケルら数名の生徒が勉強のために裁判の傍聴に行ってみたところ、傍聴した裁判の6人の被告の中にハンナの姿が。その6人は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツの親衛隊に協力してユダヤ人虐殺に加担したという容疑で逮補され、裁判にかけられていたのだ。他の5人の被告はハンナに責任をなすりつけようとして、ハンナがユダヤ人収容所の監視役の上長で、ハンナの指示で5人が動いていたと言う。そして、ハンナが書いたとされる指示書が証拠として提出されたのだ。ハンナは筆跡鑑定を拒否し、その結果、指示書を書いたのはハンナであると認定され、彼女は主導者の責任を問われて無期懲役になってしまった。
1976年。マイケルはベルリンで弁護士になっていた。結婚して娘もいる。マイケルは久々に実家へ帰り、自分の部屋にある本を見て、彼はハンナの事を思い出す。そして、マイケルは本を朗読したのをカセットテープに録音して、刑務所のハンナに次々とカセットテープを送るのだった。
1988年。間もなくハンナが出所する事になった。身寄りも友人もいないハンナの出所後の生活をサポートしようとマイケルは考え、マイケルは刑務所に行ってハンナと面会する。あの時から30年を経ての再会である。年老いたハンナは65歳。翌週の出所日にマイケルが迎えに来るという約束をしたのに、出所日の朝にハンナは刑務所の自室で自殺してしまった。マイケルは深く悲しむ。
1995年。マイケルは自分の娘を連れてハンナの墓にやってきた。そして、マイケルは自分が15歳の時の物語を娘に聞かせるのだった。
おしまい。
 
前半はポルノだな。避妊はどうやっていたんだろう? 余計なお世話か。チン●丸見えのマイケルのその姿は、オードリー・春日にウェンツを足したような感じで笑っちゃうぞ。それで、なんでハンナがマイケルを・・・なのが謎だ。ハンナの心理が見えてこないんだよ。単に若い男のカラダが目当てなエロエロ姉さんだったんか? ポルノだから、ストーリーに深い意味なんかないんだろうか?
その後に突然とドイツ版「私は貝になりたい」的な戦争裁判になっちゃうんだものなぁ。そして後半でカセットテープって、こりゃぁわけがわからんぞ。
それで、この映画のオチは「ハンナは文盲」である。実は、ハンナは文字の読み書きができなかったのだ。自分で読めないからマイケルに本を朗読させていた。文字を書けないんだから、ユダヤ人収容所で指示書なんかも書けない。つまり、ハンナは主導者の件では無実で、彼女が文盲である事をマイケルも気がついていたってことだ。しかし、そのオチには私は納得できないなぁ。まず、ハンナは裁判でなんで自分が文盲であることを主張しないで、筆跡鑑定を拒否したんだ? それが見えてこないんだもの。それに、マイケルはハンナの文盲に気付いていたのなら、なんでそれを担当弁護士に知らせて裁判で証言しなかったんだ? その心理も見えてこないんだよなぁ。その上に、マイケルは自らプロの弁護士になっていながらも、ハンナは文盲だと再審請求すらしていない。弁護士としての法と正義の精神はどうしたんだ? おまえ、それでもプロか? 呑気にカセットテープに朗読を録音する暇があるのなら、再審請求しろよな。ハンナを1日でも早く刑務所から出してあげるのが互いの為だろ。出所させて生で朗読してやりゃぁいいじゃん。気分が乗ったらその後に生でファックしちゃえばいいじゃん。生はいいぞ。
で、なんでマイケルは自分の娘にハンナの件の物語を読む気になったんだ? それも見えてこないんだよなぁ。ハンナが自殺しちゃったその心理も見えてこないしなぁ。ったくもぉ~、お粗末な腐れストーリーだこと。
 
映画「愛を読む人」
http://www.aiyomu.com/
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (495)

2009年9月18日 映画

貴女の人生の貴重な時間をドブに捨てるどぉ~しょぉ~もないクソ映画を摘発し、絶対に見ないように注意を喚起するこのコーナー。本日のクソ映画は2008年の韓国映画「ミニトマト (Cherry Tomato)」である。
 
韓国、ソウルのスラム街。タソンは6歳の女の子。70歳の祖父と極貧生活をしている。貧乏でタソンは幼稚園に通っていない。タソンの父は刑務所を出て、家に帰ってきたが、一晩泊まっただけで出て行ってしまった。タソンの住んでいる家は地域再開発で取り壊しが決まっていて、住民たちの反対運動も強制排除されてしまい、立ち退きするしかなかった。その上に祖父は職を失い、2人には金も住む所もなくなってしまったのだ。
(中略)
タソンが食べた犬用の餌の肉(カルビ)には毒が入っていた。タソンは息をひきとる。おしまい。
 
極貧の中でけなげに生きて行く少女の、祖父との哀れな生活。そして最後には死んでしまうという、韓国人が大好きなお涙ちょうだい型の映画だ。こ~いうので涙する自分に自己陶酔するのが大好きなんだよねぇ、韓国人って。どんなにストーリーが無意味で陳腐でも、最後に登場人物の悲しい死に方を見せられて、それで泣いちゃうんだもの、病的だなぁ。もしかして、タソン役の女の子、この映画の中での死が原因で、韓国では「天才子役」とか祭り上げられてんぢゃねぇのぉ? そうだったらイヤだなぁ。
タソンが死んでしまうのは悲しい事だけどさぁ、祖父のズボラで頑固な性格にも原因があるし、もっと責任があるのはタソンの父だろ。その総括をこの映画でやっていないのは何なんだろ? 最後には父が助けてくれるのかと思って見ていたが、この映画の後半には父は全く出てこなくなり、ストーリーに無関係になっちゃっているんだものなぁ。犬の餌に毒を入れた男の責任問題にもなっていないしなぁ。
ってことで、私はこ~いう韓国人向け映画には嫌悪感を持ってしまうぞ。私はこの手の映画を作っちゃう韓国人が大嫌いだ。この手の映画で涙する韓国人も大嫌いだ。あぁ、不快で吐き気がしてきた。少女を殺してしまうだけの無意味なこ~いう映画はボイコットしようぜ。こんな陳腐な映画で泣けるかよ?
 
映画「ミニトマト」
http://heavysweetheaven.web.fc2.com/petit-tomato.html
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (494)

2009年9月17日 映画

貴女の人生の貴重な時間をドブに捨てるどぉ~しょぉ~もないクソ映画を摘発し、絶対に見ないように注意を喚起するこのコーナー。本日のクソ映画は2007年のフランス映画「インストーラー (Chrysalis)」である。
 
ユーロポール(欧州警察機構)の刑事のダヴィッドは、組織犯罪を捜査し、極悪の犯人・ニコロフを追う。ところが、ダヴィッドはニコロフと格闘の結果、気を失ってしまい、ニコロフに連れ去られ、ある病院の秘密の処置室に運ばれた。そこにはニコロフが軍から盗んだ「クリサリス」という装置が。その装置とは、軍の秘密研究所が開発したもので、人間の記憶のデジダル化をし、記憶の消去や書き換えを行えるものだ。ダヴィッドはクリサリスによって記憶を消されてしまい、自分がどこの誰なのかもわからない状態にされて解放された。
一方、その病院の女性医院長は専門は心臓外科であるが、クリサリスの操作を覚えて、それを交通事故で重体になっている自分の娘・マノンに使おうとしていた。ところがマノンは・・・。
 
面白くない。散漫だ。必要のない余計な登場人物も多い。整形手術で元の姿に戻ったと思っていたマノンは、実はマノン本人ではなくて、マノンの記憶をクリサリスによって移植されてた人物だったのだ!というサプライズを見せているんだけど、マノンの存在が脇役でしかないので、いまひとつサプライズ感がない。記憶を失ってからのダヴィッドの存在感も薄いし、ダヴィッドの相棒刑事のマリーがストーリーのメインに出てきたりして、誰が主役なのかぼやけているじゃないか。そんなもので、すっごくヘタクソな映画に見えてしまうんだよなぁ。ヘンテコな近未来感、モノトーンっぽい色彩を多様した胡散臭いセット、散漫なストーリー、魅力もなく冴えない俳優たち・・・と、クソ度の高い映画だね。ニコロフが一卵生双生児だってのも意味ないだろ。
 
映画「インストーラー」
http://eiga.com/movie/54404
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (493)

2009年9月15日 映画

本日のクソ映画は2009年の米国映画「カールじいさんの空飛ぶ家 (Up)」である。子供向けのCGアニメだ。この映画は日本では今年の12月5日から劇場公開されるようである。
 
愛妻が亡くなって小さな一軒家にひとりぼっちになってしまったカールじいさん。近隣でビルが建ち並ぶ再開発工事が進み、カールじいさんは想い出のその家から立ち退いて老人ホームに入るしかなかった。カールじいさんは自分が子供の頃に憧れていた冒険家・チャールズ・マンツの事を思い出す。マンツは南アメリカの秘境を冒険し、パラダイス滝で怪物の骨を発見して帰国したが、学者たちはその骨が捏造だと言い、その後、マンツは生け捕りをして汚名返上しようと、再度、パラダイス滝を目指したまま消息不明になっていたのだ。そこで、カールじいさんは自分も冒険家になってパラダイス滝に行こうと決心し、家を大量の風船の浮力で浮かせて、家ごと空を飛んで南アメリカを目指す。カールじいさんに同行したのはラッセル少年だ。ラッセルは少年探検隊のメンバーで、年配者への援助奉仕活動の実績を認めてもらいたいと思っていたのだった。
パラダイス滝の付近に到着したカールじいさんとラッセルは、1羽の怪鳥と出会い、ラッセルはその鳥にケヴインという名前を付けて仲良しになる。そこに登場したのが、タカラトミー社の「バウリンガル」のような装置を装着してしゃべる犬の軍団、そしてそれを率いるのが年老いたチャールズ・マンツだ。長年、マンツはその怪鳥を生け捕りにしようとしていたのだ。マンツはケヴインを捕らえ、飛行船に乗って飛び立つ。カールじいさんとラッセルはケヴインを助けようと、空飛ぶ家に乗ってマンツの飛行船を追い・・・。
 
風船を付けた家がビル街の狭間を飛びたつ・・・というので終わってしまう20分のファンタジーな短編アニメにしておけば良かったのにねぇ。飛びたった後のストーリーが貧弱ですっごくつまらないんだもの。
こんな映画を見てマネする人はいないと思うけど、あの程度の風船ではヒト1人すら浮かないし、雲の上に到達する前に気圧が低くて風船は破裂しちゃうから、良い子はマネしないように。それに、雲の上では気温がマイナス30度以下になる。マイナス50度になることも珍しくない。この映画の中のように、普段着でいると凍死しちゃうから気を付けような。飛行機で密航しようと貨物室に隠れていて、上空でマイナス40度になってしまって、それで凍死しちゃった事件だってあるんだからね。
で、この映画、なんでCGアニメで表現する必要があったのだろうか? 実写でやっちゃえば良かったんぢゃない? なぜにCGアニメ? ねぇねぇ、教えてよぉ。
 
映画「カールじいさんの空飛ぶ家」
http://www.disney.co.jp/movies/carl-gsan/
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (492)

2009年9月14日 映画

本日のクソ映画は2008年の韓国映画「かまきり (Tale of Legendary Libido)」である。韓国お得意の下ネタ映画だ。時代劇風なんだけど、いつの時代なのか説明がなくてねぇ。19世紀前半くらいの朝鮮が舞台なんだろうか?
 
主人公のビョン・ガンスェ(韓国版のアンガールズ・山根だな)は兄のガンモクと一緒に村で餅を売って生計を立てていた。ガンスェはひ弱な体をしていて、下半身も貧弱で役立たずだという噂が村の女性たちの間に広まり、餅を売り歩いている彼は女性たちからバカにされていた。ある時、山道で狩猟用の罠にかかっている老師をガンスェが助けたところ、老師はお礼としてガンスェに巨根で絶倫になる伝説の酒のことを教える。老師がかつて地中に埋めて隠したというその酒壷を見つけたガンスェは、老師の教えを守らず、ひとくちだけではなく、壷の中の酒を飲み干してしまった。ひとくちだけというルールを守らなかったので村に不吉な事が起こる・・・と老師は心配する。ガンスェの巨根で絶倫のチン●の噂はすぐに村の女性たちの間に広まった。そして、彼のチン●を狙って村の女性たちが行動を開始し、ガンスェの家の前には女性たちの長蛇の列が・・・。
 
国民総エロな韓国だもの、この手の下ネタ韓国映画って多いんだよねぇ。勿論、それらのどれもが、ホント、つまらないんだよなぁ。脈絡もなくオッパイが出てくるし、何の必要もないのにすぐに裸になっちゃうんだもの。韓国でインターネットが日本より普及しちゃったのは、インフラ整備を国策として行なったという原因もあるけれど、最大の原因はネット上のポルノを見る目的があったからである。今では無修正の性交ライヴ・ショーをネットで見せている韓国発のサイトがあるし、動画チャットで男女が互いの体の隅々を見せあうのも一般的になっている。儒教の国だとか言いながら、韓国人たちはみんなエロなんだよなぁ。
で、韓国人がエロエロなのはわかるけど、韓国人たちはこ~いう映画が面白いと思うのだろうか? 私には理解できないなぁ。大きいと言われる私が言うのもイヤミかも知れんが、巨根ってそんなにいいものなのか? そうじゃないだろ、韓国の諸君。
 
映画「かまきり」
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/sinhansor_kamakiri2008.html
韓国発、エロエロ動画満載サイト
http://korean.sensualwriter.com/
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (491)

2009年9月13日 映画

本日の映画は2008年の米国映画「ディファイアンス (Defiance)」である。第二次世界大戦時のベラルーシでの実話を映画化したものである。すでに日本では劇場公開済みだ。
 
1941年の夏。ナチス・ドイツは東欧のベラルーシを占領した。そして、ドイツ軍の命令によりベラルーシの警察も協力して、ナチス親衛隊はユダヤ人狩りを始めたのだった。ユダヤ人一家の長男のトゥヴィア・ビェルスキーはドイツ軍と警察に追われ、2人の弟を連れて森の中に逃げ込んだ。トゥヴィアは両親を殺され、妻は収容所に送られてしまった。ビェルスキー兄弟は、同様に森の中で逃げてきたユダヤ人たちと出会い、一緒に行動する人々が次第に多くなっていく。そして、1000人以上もの集団となり、トゥヴィアがリーダーとなって、人々は作業分担し、食料を分け与え、小屋を作り、武装し、森の中で共同生活をする。慢性的な食料不足、冬の到来、トゥヴィアと弟の不和、ドイツ軍との戦闘、新たな地への大移動、そして・・・。

ユダヤ人を救ったベラルーシの英雄として神格化されちゃっているトゥヴィア・ビェルスキーの実話の物語だ。トゥヴィアに率いられたユダヤ人が安住の新天地を求める流浪の民となるが、モーゼの「出エジプト」のような海が割れて通行可能になるというような奇跡は起こらない。「シンドラーのリスト」のベラルーシ版ってなわけでもない。ストーリーとしては山もなく地味だ。中途半端な終わり方にもガックリだ。これって、戦時下、ユダヤ迫害という異常な状況下での話としては興味深いものの、映画化しても面白い話ではないな。実話なんだから、山もなく伏線もないてのはしょうがないだろうけど、これを映画化するのには無理があったんじゃない?と企画倒れを感じてしまったもの。真実・実話はそれはそれで良いとしても、映画にしちゃうってのは違うだろ。実話の映画化をやっちゃっても必ずしも映画として面白いものにならないってのは911同時多発テロの映画化をしちゃったあれでも実証されているじゃないか。
 
主演のトゥヴィア役は最近の「007」シリーズでジェームズ・ボンド役をやっているダニエル・クレイグだ。トゥヴィアの弟・ズシュの役の人、最近、どこかで見かけたなぁ・・・と思ったら、「ウルヴァリン: X-Men Zero」で主人公の兄・ヴィクターの役をやっていたオオカミ男さんだな。
 
ちなみに、日本ではちゃんとユダヤ人というものが認識されていなくて、「ユダヤ人」という呼び方にも問題があるのだろうが、誤解をしている人がかなり多いようだ。「ユダヤ人」と言う名前の民族や人種のがいるのではない。ユダヤ人には特定の民族や人種の意味はないのだ。ユダヤ人とは「ユダヤ教の信者」の意味である。イスラム教徒をイスラム人と呼ぶようなものである。だから、アジア人でも、黒人でも、ユダヤ教に改宗するとユダヤ人である。数は少ないけれど、日本人の中にもユダヤ教を信仰しているユダヤ人が実際にいるぞ。
私の友人にもひとり、純の日本人のユダヤ人がいる。そいつは彼女と3年の交際を経て結婚したんだけど、結婚直前まで、彼女はそいつの事をユダヤ人という外国人とのハーフだと思い込んでいたらしい。顔は全然ハーフっぽくないのにである。

映画「ディファイアンス」
http://eiga.com/movie/53846
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (490)

2009年9月12日 映画

本日のクソ映画は2007年の米国映画「スパイ・ワイフ (Operation Desert Stormy)」である。この映画もどぉ~しょ~もないぞぉ。
 
米国の諜報組織に勤務するジョージとレイチェルは夫婦である。レイチェルの上司であるエージェント・Xが海外で諜報活動中に行方不明となってしまった。そこで夫婦はエージェント・Xが調査していた中東のテロ国家に潜入し、彼を探し出そうとするが・・・。
 
お馴染みのクソ映画専門会社「アルバトロス・フィルム」のポルノ部門レーベル「アルバトロス・ロマン」から出ているクソ映画である。つまり、これ、ポルノ映画なのである。ところが、妙にファック・シーンが少なくて短い。ちゃんとポルノしていないのである。ポルノ以外のシーンが多過ぎなのである。だからと言って、スパイもののストーリーがしっかりしているという意味ではない。ストーリーは一般のポルノと同様の、どぉ~しょ~もない類のやつなんだもの。チープなセットとダイコンなセリフの学芸会の演劇みたいなあれだ。そんなものだから、この映画はポルノとしても、スパイもの映画としても成立していないのだ。それで、他に何を見せているのか・・・と言うと、それはスパイをお題にしたミニ・コントなのである。それが、どぉ~しょ~もない、笑えないマヌケなだけの三流コントなんだもの。ポルノを見たくてこのDVDを手にした人も、スパイ映画を見たくてこのDVDを手にした人も、こんなくっだらね~ぇコントを見せられてズッコケだろうな。あらゆる意味でレベルが低過ぎ。クソ映画の「アルバトロス」がポルノを出すとこ~なっちゃうって事だろうな。
ちなみに、主役のレイチェルを演じているポルノ女優・スト-ミィ・ダニエルズがこの映画の脚本を書き、監督もしているようである。この人、何をやらせてもこんなシロートな事しかできんのか? 原題もこの人の名前「スト-ミィ」を使ったダジャレだな。この人、裸になっても全然魅力もないし、いったい何なんだろうねぇ?
ってことで、こんな映画、中古DVD屋の安売りワゴンセールで100円で売っていても買う価値なし。「アルバトロス」のポルノにはもう懲り懲りだぁ・・・。
 
映画「スパイ・ワイフ」
http://www.albatros-film.com/title.phtml?route=&titleid=740
 
 

 
 

 

映画嫌い (489)

2009年9月11日 映画

本日のクソ映画は2008年のカナダ映画「XIII - サーティーン (XIII)」である。長い。約3時間もあるじゃないか。
 
米国の女性大統領・サリー・シェリダンが屋外での式典に参加し、演説の直後に近隣のビルから狙撃されて死亡。暗殺者は逃亡してしまった。急遽、副大統領のガルブレインが大統領となり、暗殺者の逮補をエイモス大佐に指示する。あの距離から一発の銃弾を心臓に命中させて、証拠を残さずに消えた犯人・・・、特殊な訓練を受けたプロだ・・・とエイモス大佐は直感する。街中の監視カメラの映像を押収して調査した結果、暗殺者の男の左胸にはローマ数字で13の意味の「XIII」の文字のタトゥが入っている男だと判明したが、その男の身元も行方もわからない。シェリダンの弟であるウォーリー・シェリダン知事は暗殺者を逮補できない現政権を非難して、次期大統領選への立候補を表明した。
一方、「XIII」の男は、現場から逃亡する時に、黒幕をわからなくする為の口封じとして仲間から撃たれそうになった。そして銃撃戦となり、それからなんとか逃げ出したが、彼は記憶を失い、自分がどこの誰なのかわからない状態になってしまう。自分が暗殺者であるという自覚もない。自分が誰なのか調べまわる「XIII」を追う謎の黒幕組織。「XIII」はFBI、CIA、NSA(国家安全保障局)、シークレットサービスからも執拗に追われる。大統領暗殺の黒幕と目的は?
 
カナダで2時間ドラマのテレビ番組として、前編、翌週の後編の2回に分けて放送されたものが1本のドラマにまとめられてDVDとして発売されたものである。約3時間もあって、とにかく長い。テンポも悪いし、ストーリーも単調で飽きてくる。早々と黒幕も、その手下の悪人が誰なのかも想像がついてしまったしなぁ。あれでサプライズになっていると思って作ったんだろうねぇ、情けない。ラストシーンでは、脈絡もなく、なぜか「XIII」が東京のバーで飲んでいるんだもの、失笑である。
ちなみに、主役の「XIII」を演じている人は、かつて、デビュー前のビートルズに在籍していたスチュアート・サトクリフの物語を映画化した「バック・ビート」で主演のサトクリフを演じていた人だね。この映画ではジェイソン・ステイサムのパチものみたくなっちゃっているなぁ。
 
映画「XIII - サーティーン」
http://www.star-ch.jp/xiii/
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (488)

2009年9月10日 映画

本日のクソ映画は2008年の米国映画「マーダー・フィルム (Midnight Movie)」である。この映画もどぉ~しょ~もないぞぉ。
 
場末のオンボロな映画館。40年前のモノクロのホラー映画「ザ・ダーク・ビニース」が深夜に上演された。客は数名だけだ。すると映画の中の殺人鬼が映画から抜け出して、こっちの世界にやってきた。奴は映画館の従業員や客らを次々に殺し、その殺人シーンがリアルタイムで映画のシーンとしてスクリーンに写し出される。生き残った客らは逃げようとするが、映画館の中に閉じ込められて外に出られない・・・。
 
単なる支離滅裂で不条理なだけの殺人クソ映画だと一蹴しておこう。見るのは時間の無駄。ちょ~バカバカしい。
 
映画「マーダー・フィルム」
http://www.amg-films.jp/detail/2009/0908_04murd/index.html
http://www.tsutaya.co.jp/works/60000679.html
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (487)

2009年9月9日 映画
本日のクソ映画は2007年の英国映画「ジョン・レノンを撃った男 (The Killing of John Lennon)」である。1980年12月8日の夜、ニューヨークでジョン・レノン(John Ono Lennon, 1940-1980)を撃ち殺した男、マーク・チャップマン(Mark David Chapman, 1955-)の、その3ヶ月前から、犯行当日、そして逮補後の精神鑑定・拘留までの姿を映画化したものだ。
 
1980年9月のハワイのホノルル。3年前に母と一緒に米国本土から移住してきた男、マーク・チャップマン、25才。日系人の妻あり。彼はガードマンの仕事をしていたが、精神的に参って、社会からの疎外感を持つようになってしまい、仕事を辞めてしまった。彼の愛読書はJ.D.サリンジャー著の小説「ライ麦畑でつかまえて (The Catcher in the Rye)」である。何度も何度も読み返しているうちに、彼は自分がその小説の中の登場人物・ホールデン・コールフィールドであると思い込むようになる。ある時、彼は図書館でジョン・レノンの写真集を見ているうちに、こんな考えが彼の頭の中に。
レノンは歌っている。
「財産のない世界をイマジンしてごらん」と。
しかし、レノンは莫大な財産を持ち、何もかも持っている男じゃないか。
皆、騙されてレコードを買っているんだ。レノンはインチキだ。
「ライ麦畑」には「偽善者は死ね」と書いてある。
レノンはインチキだ。レノンは偽善者だ。
レノンを殺さなければならない・・・。
チャップマンは38口径のリボルバーの銃を買い、それを持ってニューヨークへ渡る。そして、レノンの住んでいる72番通りの高級マンション「ダコタ・ハウス」の前をうろつく。彼は殺害をあきらめて、一度、ハワイに帰るが、16日後にまたニューヨークにやってきた。サインをしてもらおうと、新作の「ダブル・ファンタジー」のレコードを持って、再度、彼はダコタ・ハウスの前をうろつき・・・。
 
うへぇ~。本物のダコタ・ハウスの前でロケやっているぞ。私もここに行ったことがある。ダコタ・ハウスの入口の、ここで撃たれて倒れたという場所で黙とうしてきたもの。
あの時、その場所で日本人観光客らしい2人組の女性からカメラを渡されて、ダコタ・ハウスをバックに2人で並んでいる写真を撮影したいからシャッターを押してほしいと、ヘタクソな英語で私に言ってきたっけなぁ。それで、私がカメラをかまえたら、その2人、両手でVサインを作ってやんの。お前ら、やっぱり日本人だな! 私は自分が日本人であることを告げずに、無言でカメラを返して、その場を立ち去ったもの。ポーランドのアウシュビッツのユダヤ人収容所や、イタリアのローマの郊外のカタコンベでVサインして記念撮影している日本人も見かけたことがあるけれど、そ~いう場所ぢゃないんだからさぁ・・・。エルサレムの「嘆きの壁」の前でVサインして記念撮影している奴も見たことあるぞ。バチカン宮殿の、入口を入ってすぐ右側にある像の前にもそ~いう奴がいたよなぁ。どんな像がそこにあるのかは、バチカンに行ったことのある人にきいておくれ。

で、この映画、その後のチャップマンの供述記録とか精神鑑定記録・診察記録なんかの彼の発言をベースに作っちゃっているでしょ。あの男、しょせんキチガイなんだから、そんな男の自供とか、そ~いう客観性の乏しい一方的な資料なんか信頼できないぢゃ~ん。キチガイに理論はない。キチガイの意味不明な言動を見せられても意味ないぢゃ~ん。だから、この映画、レノンの死の真相とか、なぜにレノンは殺されなければならなかったのかなどの意味のある映画ではなくて、キチガイの意味不明な言動をタレ流しているだけの、カラッポな映画なのである。こんな映画、意味ないぢゃ~ん。「ライ麦畑でつかまえて」を象徴的に見せようとしているけれど、あんなクソ小説、読むのは時間の無駄だから、この映画を見ても興味を持たないように。
ちょっとだけ出てくるジョン・レノン役の人、全然似てねぇぢゃ~ん。
 
映画「ジョン・レノンを撃った男」
http://www.transformer.co.jp/products/TMSS_087.html
http://www.thekillingofjohnlennon.com/
 
 

 
チャップマンがニューヨークのブロードウェイに立つシーンや、ニューヨークをタクシーに乗って移動するシーンの背景の街並の中に、1980年当時にまだ存在していなかったはずの固有名詞の看板が見えるんだけど、撮影時にそのようなやつを排除するとか、編集時にCGで消すとか、そ~いう予算も、努力する気もなかったんだろうか? それとも時代考証をしていなくて気がつかなかったとか?
 

 
 

映画嫌い (486)

2009年9月8日 映画

本日のクソ映画は2007年の英米合作映画「サンシャイン 2057 (Sunshine)」である。宇宙を舞台にした近未来SF映画である。日本では劇場公開済み。この映画、日本でも米国でも大コケしちゃったようだ。
 
太陽の燃焼が衰えてきた。地球は極寒の惑星となり、人類の滅亡は間近だ。対策として、太陽に巨大な核爆弾をブチ込んで、太陽の内部で大爆発させて太陽を活性化するという「イカロス計画」が提案され、7年前に巨大核爆弾を搭載した宇宙船・イカロス1号が太陽に向けて飛び立ったのだ。しかし、イカロス1号は太陽の近くで音信不通・行方不明になってしまった。そこで、新たな宇宙船・イカロス2号が巨大核爆弾を搭載して太陽に向けて飛ぶ。地球に核物質はもうない。最後の望みの核爆弾だ。
主人公はイカロス2号の8人の乗組員の中の科学者の1人、ロバート・キャパだ。灼熱の太陽の熱と光を受けている船体の遮断パネルの破損、船内の植物菜園の火災、酸素不足などのアクシデントで乗組員が次々に死んで行く。出発して16ヶ月後に水星の公転軌道の内側まで到達した時、近くを航行していたイカロス1号からの救難信号が。あれから6年以上経過しているのだから、生存者のいる可能性は低い。しかし、1号の搭載している核爆弾を予備に使えるようにしておくと、計画の成功の確率も高くなる・・・という事で、2号は1号の現在地へ飛び、1号とドッキングして、4人が1号の内部へ調査に入るが・・・。
 
エイリアンとかを出していないのは良いんだけど、ストーリーが全然おもしろくない。こりゃコケるわなぁ。
科学的にも誤りばかりの荒唐無稽な内容だ。
まず、太陽の燃焼が衰えるだなんて、そ~いう前提がありえない。恒星の誕生から赤色巨星、白色矮星を経てブラックホールになるまでの過程とそのメカニズムはすでに天文学、宇宙物理学が解明していて、太陽はあと90億年以上は燃えることも判明している。その前に、太陽は膨張して、あと数十億年でその直径は地球の公転軌道より大きくなり、地球は太陽に飲み込まれて燃えカスになっちゃうだろう。その後に太陽の核融合が停止して光も熱も出さなくなり、太陽は自分自身の重力によって収縮して、超高密度になって自重でつぶされて、ブラックホールになる。
太陽内部で核爆弾を爆発させるという作戦もナンセンスだ。太陽のヘリウム核融合のサイクルで核爆発させても活性化なんかできないぞ。逆に核融合の反応が低下する事も考えられるし、太陽風(太陽が放出している放射線)が異常に増加して地球上に大量の放射線が降り注ぐ危険性もある。米国人って核爆弾を爆発させると何でも解決しちゃうと思い込んでいるんだよなぁ。地球に衝突しそうな小惑星を核爆弾で爆発させようとする映画もあったし、宇宙人が住民を襲っている街を核爆弾で街ごと吹き飛ばしてそれで解決だという映画もあったじゃないか。ゾンビのあふれた街を核爆弾で街ごと吹き飛ばす映画、未知のウィルスが蔓延した街を核爆弾で吹き飛ばす映画、地震が多発している原因の活断層を核爆弾で溶かす映画、月の裏側にできた亀裂で核爆発させてガレキで亀裂を埋めようとする映画、地球の中心部のコアの回転が止まりそうなのを核爆発で元に戻そうとする映画、・・・など、核爆弾は何でも解決してくれる魔法の閃光になっちゃっているのだ。非科学的ったらありゃしない。大抵の映画では、最後には主役か、あるいは死んでしまった主役の代行として助演者が核爆発させて、それで自爆しちゃうんだけど、この映画も主役が自爆で核爆発させているぞ。そ~いうありきたりの核爆発を見せるんぢゃない! こ~いうストーリーを作っちゃうのが米国人のバカさなんだよなぁ。
それとさぁ、なんで宇宙船の内部が無重力になっていないのかね? 宇宙船をスピンさせて遠心力で重力を作るとか、何らかの工夫をしていないだろ。どうやって重力制御してるんだ? 今世紀の半ばまでには、重力の源である重力子(グラヴィトン)の検出に成功して、それを制御する手法が実用化すると言うのかね?
 
ちなみに、この映画で日本人のカネダ船長の役を演じているのが真田広之だ。乗組員の中で一番始めに死んでしまっている。
主役のキャパを演じているのがキリアン・マーフィーだ。それまで、映画「バットマン・ビギンズ」や「Red Eye (邦題を思い出せないなぁ)」などで悪役をやっていた人だ。目の感じ、特にその目の色は悪役のほうが存在感が出るし、似合うよなぁ・・・と思うのは私だけであるまい。
 
映画「サンシャイン 2057」
http://movies.foxjapan.com/sunshine2057/
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (485)

2009年9月7日 映画
本日のクソ映画は2007年のイギリス・オーストラリア合作映画「奇術師フーディーニ - 妖しき幻想 (Death Defying Acts)」である。

20世紀前半のスコットランドのエジンバラ。世界的に有名な米国人のマジシャンのハリー・フーディーニが公演の為にエジンバラにやってきた。彼は手錠をかけられたまま水槽の中で逆さ吊りにされた状態から脱出するというイリュージンを見せる公演を行なう他に、訪問した各地のインチキ霊能者との対決も行なっていた。その対決とは、彼の母親が言い残した最期の言葉を自称霊能者に霊視させて、彼しか知らないそれを言い当てられた人には賞金1万ドルを渡すというものだ。いまだに誰も霊視には成功していない。
エジンバラにその賞金を手にしようとしている母娘がいた。母のマリーと幼い娘のベンジーだ。かつて2人はエジンバラの小さなステージで降霊ショーを見せて稼いでいたが、その霊能力はニセモノで、(宜保愛子のように)事前調査によって得た情報を元にして、まるで霊視で言い当てたように見せるショーだったのである。
マリーとベンジーはフーディーニとその母を調査するが、彼の母親の最期の言葉に関する資料もヒントも何も出てこない。フーディーニの宿泊しているホテルの部屋に忍び込んで荷物を物色し、公演会場の楽屋にも侵入してみたが、何の情報も得られなかった。
そんな時、母娘はフーディーニと出会い、フーディーニはマリーに一目惚れ。マリーも次第にフーディーニに心が傾いていく。対決の日は目前だ。何の手がかりもないままのマリーは焦る。フーディーニのマネージャーであるシュガーマン氏はフーディーニとマリーが親密になるのを嫌い・・・。
 
この映画も、登場人物たちの心理が見えてこないねぇ。フーディーニがマリーに惹かれる心理が全く見えてこない。妻帯者である彼がマリーをどうしたいと言うんだろうか、それも見えてこないんだよなぁ。それ以上にマリーの心理も見えてこないのもダメだな。霊視とか降霊とか、ストーリーにそ~いうオカルトの要素を持ちながらも、結局はオカルトそっちのけで2人の恋愛関係をメインになぞっているんだから、ちゃんと2人のそれぞれの心理を見せるべきだろ。
マリーを演じているのは日本でも人気のある女優さん、キャサリン・ゼタ・ジョーンズなんだが、この映画ではそんなに魅力的にも見えないなぁ。娘のベンジーのほうが可愛いぢゃん。そのベンジー役の女の子、どこかで見た事が・・・と、しばらく考えて、やっと思い出した。前述の映画「つぐない」で偽証娘・ブライオニーを演じていた子役だな。フーディーニがマリーではなくて、娘のベンジーに一目惚れするストーリーにしたほうが面白いのでは? ロリコンかよ?
 
映画「奇術師フーディーニ - 妖しき幻想」
http://www.shochiku-home-enta.com/shop/item_detail?category_id=30739&item_id=257082
 
 

ちなみに、フーディーニって実在したマジシャンで、実際に、この映画でのように、インチキ霊媒師をあばくことをやっていた人だった。
 

 
 

映画嫌い (484)

2009年9月6日 映画
 
「007」をドイツ語で言うと、
「ヌルヌルズィーベン」だ。
なんだか股間にヌルヌル感が漂ってきそうだ。
下ネタかよ?
私の股間のヌルヌルをおもいっきりズィーベンしてくれ!ってな主張をしているその語呂を鑑賞して、本日はおしまい。
 

映画嫌い (483)

2009年9月5日 映画

本日のクソ映画は2009年の香港映画「新宿インシデント (新宿事件 - Shinjuku Incident)」である。ジャッキー・チェン(成龍)主演の非カンフー映画だ。日本のヤクザとの格闘のシーンはあるけれど、カンフーしていないのである。日本では劇場公開済み。
 
1990年代の話だ。主人公の鉄頭(そ~いう名前なんだもの)は中国の東北の農村に住んでいたが、彼女が日本で暮らす叔母を訪問した後に音信不通になったものだから、彼女を探しに日本に渡り、そして日本で稼ごうと、日本への密入国を決行した。大勢の中国人の乗った密入国船で日本の若狭湾に到着し、上陸時に警官に見つかってしまったが、逃げて列車に乗って東京までやってきた。そして、先に日本に来ていた密入国中国人たちが密かに共同生活をしている新宿界隈のボロ家に転がり込んだ。鉄頭は日雇いの違法就労をしたり、変造テレフォンカードを売りさばいたりして生計を立てる。そんな時に、鉄頭は偶然と彼女を発見するが、彼女はヤクザの幹部の妻になっていたのだった。ショックを受けた鉄頭は、自分の生活を変えて、違法ではないまっとうな仕事しようと思うのだが、新宿界隈のヤクザの抗争、台湾ヤクザの事件に巻き込まれ、ヤクザに協力した結果、鉄頭は新宿における中国人のボスになってしまった。
(中略)
ヤクザに撃たれた鉄頭は逃げ込んだ下水溝の中で死んでしまい、下水に流されるのだった。おしまい。
 
密入国した鉄頭を待ちかまえていた日本でのうかばれない悲惨な生活、ヤクザの抗争に翻弄され、恋人もヤクザの妻、そして結局は哀れな死に方をしてしまう・・・という、ちょっとだけ悲しい内容の映画ではあるが、このストーリーには納得がいかないなぁ。違法就労で下水溝清掃作業をしていた鉄頭を捕まえようとやってきた刑事(竹中直人)が、鉄頭を追いかけている途中で下水溝で溺れそうになってしまい、それを鉄頭に助けられるものだから、命の恩人として鉄頭を見逃し、その後も鉄頭に便宜をはかるってのはヘンでしょ。そもそも鉄頭が逃亡しようとしたから溺れそうになったんだもの、「命の恩人」だなんていう理論が成立しないぢゃん。プロの刑事なんだから、プロとしての自分の仕事を全うして鉄頭を逮補しろよな。ちゃんと逮補していたら、鉄頭の人生も変わり、下水溝の中で死んで行くだなんていう悲劇的最期を迎えなくてもすんだだろうに。それにさぁ、彼女と、それと彼女とヤクザの間に生まれた娘のその後を見せていないのもダメだ。あの2人、結局どうなったんだ?
 
この映画をジャッキー・チェンの主演にしちゃっているのもいただけない。以前の彼の主演していたカンフー&コメディの路線と違っている映画で、こっちの路線に彼がマッチしているように見えないのだ。カンフーしていないから物足りないという意味ではない。このようなストーリーを映画化するにあたって、キャスティングという仕事を考えた場合、果たしてジャッキー・チェンを主演に選ぶってのはプロとして正解だろうか? 私は正解とは思えないのである。ジャッキー・チェンを主役にするってのは、彼がカンフーしない意外性というか、奇をてらっただけのような気がしちゃうのである。年も取ってきちゃったから、ジャン・クロード・ヴァンダムのケースと同様にアクションはきつい・・・ってな状況からの、非カンフー路線の彼の公開実験に見えてしまうのだ。彼は今後も非カンフーの路線で行くつもりなんだろうか?と他人事ながら心配である。余計なお世話か。
 
映画「新宿インシデント」
http://www.s-incident.com/
 
 

 
この映画の舞台となっている1990年代の東京の新宿、百人町、大久保の界隈の猥雑な様子は私もある程度知っている。当時、私は仕事で東京と札幌を月に2~3往復する生活をしていて、東京ではその近辺にある会社に出入りしていたから、その近くを通行したり、その近くで食事をする事が多かったのだ。朝鮮系の人たちが経営する本場の味の朝鮮料理はおいしかったねぇ。調子に乗って、朝鮮料理の犬の肉も食べたものなぁ。悪趣味だよなぁ。あの界隈の雑多とした場末の感じ、札幌には絶対にないもの。職安通りから見えた、ちょっと離れた所にある新宿の高層ビルの最上階で点滅する赤いランプ、そして、百人町の狭い通りの両脇に建ち並らんでいる小さなラブホ群のデンジャラスな雰囲気、いい味を出していたよなぁ。夜になるとその近くのあちこちに立っているアジア系や南米系の女性たちが「オニィサン、アソビ、ドォ?」って次々と声をかけてきたっけ。早足で歩く私についてきて、一緒に歩きながら会話をした女性も何人かいた。その手の女性は絶対に買わないという私が決めた家訓があるので、彼女たちの営業活動に私は乗ることは一度もなかった。
「どこから来たの?」と私が言うと、日本語が通じたようで「ペドゥ」と答えた女性がいたっけ。「ペドゥ? 知らないなぁ」と私が言うと、「ペドゥ、アナタ、シラナイ? ペドゥヨ、ペドゥ」と彼女は言う。良く聴くと、「ペルー」なのである。「あぁ、フジモーリだね、フジモリ大統領の国」と私が言うと、何を言っているのかわからなかったけれど、彼女は母国語でしやべり続けたっけ。彼女は毎日、同じ場所に立っていて、顔見知りになって、その後、私がその場所を通るたびに彼女は遠くから私に手を振っていたけれど、ある時から彼女の姿は消えてしまった。入管にでも捕まってペルーに強制退去になったのかなぁ。あれから10年以上過ぎた事になるけど、今、彼女は母国で平和に暮らしているだろうか?
明らかに男だとわかる女装したタイ人なんかも立っていたっけなぁ。あの人、性転換手術済みだったのだろうか? タイに行くと、街中にそ~いう元・男だったオネェさんがいっぱい立っているものねぇ。
JR大久保駅の近くには中国人が多かったなぁ。出身国によって立つ場所の縄張りみたいものがあるんだろうね。大久保駅と新大久保駅の間の商店の立ち並んでいる通りから、一歩、小路に入るとそっちの世界だものなぁ。ちょっと離れた場所から元締めの手下らしいチンピラが監視していたりねぇ。
その後、その界隈の浄化運動によって、その手の売春婦の一掃が行なわれたそうであるが、1990年代の猥雑としたあの場末の世界は今となっては懐かしい。21世紀になってから私はあの場には一度も行っていないなぁ。私が出入りしていたあの近辺にあったあの会社も今はもうない。
 

 
 

映画嫌い (482)

2009年9月4日 映画

本日のクソ映画は2005年の英国映画「リプリー - 暴かれた贋作 (Ripley - Under Ground)」である。パトリシア・ハイスミスの人気小説の映画化だ。
 
英国のロンドン。主人公のトム・リプリーは売れない貧乏役者だ。詐欺や盗みもする悪人である。彼の親友に画家のダーワットという男がいた。最近にダーワットの絵が評価されるようになり、遂に彼の個展が開かれたのだった。マスコミや絵のバイヤーたちからも将来有望の新鋭画家として扱われ、彼の絵が次々に高額で売れていく。ダーワットの個展の成功を祝うパーティに集まったのは、トム、ダーワットの他に、ダーワットの絵の販売をマネージメントしている男・ジェフ、友人である画家・バーナード、ダーワットの彼女・シンシアだ。調子に乗ったダーワットはシンシアにプロポーズするが、シンシアはダーワットと別れる事を考えていたので、そのプロポーズは断わられてしまう。ヤケを起こしたダーワットはその場を飛び出して、車を暴走させて事故死してしまった。これは困った。個展はまだ開催中である。彼が死んだ事が知れてしまえば、絵が売れなくなってしまうし、次の彼の作品を予約したバイヤーからジェフは既に小切手をもらっているのである。そこでトムとジェフの考えで、ダーワットの死体と事故車を隠し、ダーワットが生きているように偽装することになった。シンシアもそれに協力することになり、ダーワットの作風を知りつくしているバーナードがダーワットの新作として絵を書いてそれを売るのだ。売り上げはその4人で山分けである。偽装された絵を買った米国人バイヤーのマーチソンは、その絵の不審な箇所に気が付き、本物なのかダーワット本人に会って確認したいと言い出す。トムは変装してダーワットになりきってマーチソンと面会するが・・・。
 
いまひとつ盛り上がらないストーリーだねぇ。4人の贋作詐欺チームの作戦に緻密さ、インテリジェンスがないし、4人が一丸となった協力体制にないんだもの。それに、ラストのオチも想定内だなぁ。4人チームの外にいて、トムの悪事を知らないハズの彼女・エロイーズ。トムの悪事の証拠が警察に見つかりそうになって「危うし!」な状況で、その証拠をトムにも見つからずに密かに隠滅していてトムを救ったのがエロイーズだ・・・というのがラストのオチなのだ。贋作に無関係だったエロイーズが最もワルだったわけだ。そ~いう、私でさえも見抜けてしまったオチをやるかぁ? それにさぁ、なんでエロイーズがトムの悪事を知りえたのか、その状況を全く見せていないのがダメぢゃん。緻密さがないのは贋作作戦だけじゃなくて、ストーリーと脚本もだな。
 
映画「リプリー - 暴かれた贋作」
http://www.kanshin.com/keyword/1831960
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (481)

2009年9月3日 映画
本日のクソ映画は2009年の米国映画「エイリアン・リベンジ (Alien Uprising)」である。以前にここに書いた映画「ターミネーター・プラネット (Solar Vengeance)」と同じ制作会社の映画だ。だから、そのどぉ~しょ~もないチープさが想像ついてしまうなぁ。実際に見てみると、想像通りのクソ映画だったぞ。
 
民間企業の運営している流刑星からの連絡が途絶えた。囚人たちが暴動を起こしたのか? 事態収拾と調査の為に、その惑星に海兵隊の宇宙船が派兵された。運営会社のひとりのエンジニアもそれに同行した。現地に到着した彼らの前には1500人いた囚人の生き残りの数名、そして囚人たちを襲う怪物の姿が。その流刑星では、運営会社が密かに囚人を使った人体実験を行なっていて、あの怪物は実験の失敗でひとりの囚人が変異したものだった。撃っても撃っても奴は死なない。顔を吹き飛ばしても再生して顔がはえてくる。実験の件を隠していたエンジニアは・・・。
 
チープ! あまりにもチープで情けない。チープなストーリー、チープな特撮・CG・視覚効果、チープな音楽、チープな俳優、・・・と、どれを取ってもツッコミどころ満載。こんなにチープでいいんかい? 特に、その、どこかで見たことあるような・・・なシーンばかりの安直なストーリーに失笑だ。この手のストーリーの映画、いくつか思い浮かぶよね。例えば、映画「エイリアン2」の前半をおもいっきりチープにしたら、こんなやつになっちゃうだろうなぁ。ホント、これ、制作費がほとんどかかっていないでしょ。関係者とスタッフのみんながひとり千円をカンパした金で作っちゃったような感じのデキなんだもの。怪物の制作費もろくになかったんだろうねぇ、怪物の姿すらちゃんと見せていないんだよなぁ。それで、怪物の登場シーンも少なくて、海兵隊とエンジニアとの対立をメインにしちゃっているのが情けない。冒頭のシーンの、宇宙船の中で長い眠りから目覚めるってのは、映画「エイリアン」の冒頭のパクリだろうなぁ。
俳優の中にクミコ・コニシという日系人っぽい名前の女性がいるんだけど、この人、何者?
 
映画「エイリアン・リベンジ」
http://www.transformer.co.jp/products/TMSS_145.html
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (480)

2009年9月2日 映画
本日のクソ映画は2006年の米豪合作映画「ローグ (Rogue)」である。
 
シカゴの雑誌記者が取材でオーストラリアのワニの生息する湿地帯にやってきた。そして、観光用の川下りの小型遊覧船に乗ってみる。ワニなどのオーストラリアの野生の世界を満喫する人気のミニ・ツアーである。数グループの家族の客を乗せ、女性ガイドが自ら操舵しながら船は渓谷を進む。ところが、巨大なワニが船に体当たりしてきて、船底に穴が空いてしまい、ガイドは緊急に船を岸に着けて、岩山に囲まれたその場で身動きが取れなくなってしまった。無線機も使えなく、救助を呼ぶ事もできない。そして、巨大ワニは彼らを襲い・・・。
 
人喰いワニの生物パニック映画だ。手に汗握るようなパニック感がないのが痛い。敵がワニだもの、ストーリー的にもいまひとつ盛り上がっていない。あまりにもワニがデカすぎて嘘っぽいし、ワニに襲われたガイドさんがワニの巣に連れ込まれて生きていただなんて、そ~いうありえない状況を見せられてもなぁ。見せ方にもストーリーにも創意工夫がないんだよなぁ。その結果、こんな退屈などぉ~でもいいような映画になっちゃったわけだ。
エンドロールにエルトン・ジョンの脳天気な「クロコダイル・ロック」でも使ってみれば良かったのでは?
 
映画「ローグ」
http://mysticriver.blog4.fc2.com/blog-entry-72.html
 
 

 
ちなみに、この映画の舞台となっているのは、オーストラリアのカカドゥ国立公園である。私も行ったことがあるなぁ。

追記:
この映画は「マンイーター」というトホホな邦題をつけられてしまったようです。
 

 
 

映画嫌い (479)

2009年9月1日 映画
本日のクソ映画は2007年の米国映画「ピンク・エイリアン (Areola 51)」である。お馴染みのバカ映画専門会社「アルバトロス・フィルム」が販売しているやつで、アルバトロスのポルノ部門である「アルバトロス・ロマン」なる企画レーベルから出ている。そう、これ、ポルノ映画なんだよね。
原題の「Areola 51」ってのは「エリア51」のパロディのつもりなんだろうねぇ。「エリア51」って何?ってな人は、ヤホーで調べるか、UFOに詳しいお友達に聞くか、お近くの矢追純一氏に聞いておくれ。ちなみに、「Areola」ってのは「乳輪」ってな意味だ。いやぁ~ん!
 
ポルノなんだから、ロクなストーリーなんかありゃしない。おねぇちゃんが裸になってエッチな行為をするのを見せるが為の言い訳のようストーリーを解説するのも空しい。だから、アルバトロスのウェッブサイトの宣伝文句をそのまま引用しておくことにしよう。

(以下、引用)

突如上空に飛来した、空飛ぶ円盤。
現れたのは、美しきエイリアンたち。
宇宙レベルのビッグバン・ボディ!
銀河を駆け巡るハード・テクニック!
地球は今、不純異星交遊の時を迎えたのだ・・・。

1957年、エイリアンを乗せた未確認飛行物体が砂漠に墜落。この事件以降、エイリアンに関する記録を保管・調査している施設が“AREOLA 51”である―。“AREOLA 51”の調査員が、エイリアンに拉致されたという女性、タラ・シモンズに事情聴取を行った。彼女の話では、会社帰りにセックス下手なカレと別れ話をしていると、突然上空にUFOが出現。そしてピンクの光に包まれて、柔らかなタッチで機内に引き込まれたという。機内には地球人の女性の姿をしたエイリアンがおり、タラを拘束し身体を丹念に探査し始めた。銀河を駆け巡るようなテクニックに、タラは宇宙レベルの快感を覚える。そして、エイリアンからテレパシーを通じて、地球来訪の理由を明かされ・・・。
 
(引用ここまで)
 
UFOの中でのエロ行為の数々を回想して調査員に告白するタラ・シモンズというシチュエイションで、その行為の快楽を思い出して欲情するタラと、その話を聞いて興奮した調査員が最後にファックして終わるというバカ・ポルノだ。
主人公のタラに全く魅力がなくて、この人の裸体やファックを見せられてもしょうがないだろう。私、金髪さん、白人女性に全く興味ないんだよなぁ。人種差別する気は毛頭ないのだが、黒人さんにも、男性にも興味なし。UFOの中で登場している女性エイリアンの中に、1人だけアジア系の女性がいて、美人とまでは言えないけれど、割と整った顔立ちとプロポーションなので、おぉ・・・と思ったけど、残念ながら乳首が黒くてねぇ。タイトルが「乳輪」なんだから、キレイな乳首を見せなさいよ。
ってことで、こんなポルノ、矢追純一氏にも、韮沢潤一郎氏にもおすすめできないぞ。
 
映画「ピンク・エイリアン」
http://www.albatros-film.com/title.phtml?route=&titleid=727
http://movie.goo.ne.jp/dvd/detail/D112631809.html
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (478)

2009年8月31日 映画

本日のクソ映画は2007年の米国映画「オブジェクティブ (The Objective)」である。
 
同時多発テロの2ヶ月後の2001年11月、米国の偵察衛星がアフガニスタンの山奥から漏れている放射能を捕えた。タリバンが核兵器を入手したのか?
そこで、米国・CIAのエージェントのキーンズは、現地の情報提供協力者・モハメド・アバンを探す目的でアフガニスタンにやってきた。そして、現地に駐在している米軍の先鋭部隊の6人と、案内役の現地の住民1人と一緒に、南部へと移動する。いつタリバンからの攻撃を受けるかわからない危険な旅だ。車で砂漠と荒野を駆け抜け、谷間でのタリバンとの銃撃戦で米兵の1人が射殺された後、徒歩で岩山を越える。無線もGPSも使えない状態になり、水も不足し、彼らは極限状態に陥った。そんな時に、彼らの前に不思議な光が出現したり、不可解な現象が起きたり・・・。キーンズの真の目的とは・・・。
 
この映画に関する何の予備知識も持っていなかったので、これってアフガニスタンでの対テロ作戦の映画なんだと思って前半を見ていたところ、急にUFOとの遭遇の映画になっちゃうんだもの、おもいっきりコケちゃったぞ。何なのこれ~ぇ?と失笑だ。最後の方で、光る物体から出てきた宇宙人らしき影を見せているけれど、この映画ではその影や光る物体のことを明確に、宇宙人とその乗り物だとは言っていない。結論も出ず、クライマックス的な盛り上がりもなく、ストーリーも完結せず、なんとな~く・・・ってな感じで終わっているのである。すごく薄い映画だよなぁ。伏線もドンデン返しもサプライズもない。まさに無意味な欠陥ストーリー。その上に、キーンズや米兵たちの心理表現も不足しているから、誰にも感情移入できなくて、ど~でもいい他人事にしか見えてこないなぁ。坦々と、ひょうひょうとストーリーが進行し、彼らが岩山を昇ると、そこに謎の光だもの、アフガニスタンでUFOを見せて、ど~したいんだよ? 結局、米兵が次々に没し、最後の1人は歩けなくなって放置して、キーンズは単身でオアシスに辿り着いて・・・である。キーンズの真の目的とは謎の光る物体の調査だったわけだ。あぁ、つまらない。
 
映画「オブジェクティブ」
http://movie.goo.ne.jp/dvd/detail/D112804037.html
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (477)

2009年8月30日 映画

本日のクソ映画は2007年の米国映画「スケルトンライダー (Bone Eater)」である。ショボい邦題を付けるなよなぁ。
 
米国の荒野のイナカの村。リゾート建設をしている工事現場でショベルカーが地中から掘り出したのは、先住民族(インディアン)であるカトナ族が200年前に封じ込めた邪悪な怪物、ボーン・イーターの骨だった。現代に蘇った骨の怪物・ボーン・イーターは工事現場の作業員たちを襲う。行方不明とされたそれらの作業員たちを調査するのは、先住民族と白人の混血の保安官・エヴァンスだ。リゾート建設の邪魔となるので、事件を揉み消そうとするリゾート会社のオーナー。リゾート建設に対して反対運動をしていたカトナ族。エヴァンスは先住民族の正装をして、ボーン・イーターとの一騎討ちに向かい・・・。
 
いやぁ、これは酷いねぇ。セコさ満載の映画だ。その怪物、ボーン・イーターと呼ばれているけれど、骨を食べるシーンなどありゃしない。自分が骨の怪物なだけだ。最後のエヴァンスとの一騎討ちでは、エヴァンスの一撃でボーン・イーターの負け。そんな弱いんか?
ストーリーが1960年代の映画のようなセコさで、ボーン・イーターのCGのギコチない動きはその当時のコマ撮りのようなデキソコナイだ。そのCGが実写部分から完全に浮いて見えてしまうという酷さである。こ~いう映画を21世紀になって作るとは、いったい何なんだ?
 
映画「スケルトンライダー」
http://www.nexeed.com/dvd/2008_012.html
 
 

 
 

 
 

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