帰国嫌い (1)
2005年4月24日イランから帰国した時の話である。あの時は、私と、日本人の仕事仲間2人、合計3人で行動を一緒にしていた。それで、帰国には、首都テヘランのメハラバット空港から、ドイツのフランクフルト経由で日本に帰る飛行機を3人分予約していた。夜中の2時に出発するその飛行機に乗るために、テヘランの街中で最後の夕食を楽しんでから、23時に空港に移動した。すると、ここでトラブルが発生である。出国の手続きをしていると、我々3人の中で、私だけが、出国を拒否されてしまったのだ・・・。
その2週間前に我々が入国したのは、規模が小さな空港だったので、入国審査では、逐次、入国スタンプを押すのではなく、一度、パスポートを係官に預けて、係官は別室でスタンプを押し、それを受け取る方式であった。そのスタンプを押す作業に手違いがあり、私のパスポートには、入国スタンプが押されていなかったのである。
だから、出国審査では、
『あなたは、イランに入国した事になっていないから、出国もできない』
と言われてしまったのである。
私は出国係官に
『じゃぁ、あんたの目の前にいる私は、どこの誰なんだ?』
と言ったのに、彼は英語がよくわかっていないようだった。
それで、次の仕事が日本ですぐに待っている我々なので、私を残した2人で帰国しなければなくなり、渋々と、私は2人に置き去りにされてしまった。
ブルーベリー、危うし!
つづく
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