パスポート嫌い (1)

2005年5月19日
 
以前の制度での日本のパスポートは、ちょっと大きめのサイズで、色が3種類あり、「赤」が一般用、「緑」が政府から依頼されて渡航する人用、「黒」が政府役人の公用渡航と、用途に依って色分けされていた。政府が資金を出している仕事で渡航する場合、国家公務員でない民間人でも緑パスを支給されていたのだ。私も、一度だけ、政府の後援するセレモニーに参加する目的で渡航した事があり、この時に、緑パスを支給してもらったことがある。そのパスポートによって、免税範囲などが違っていたそうである。私の高校の同級生で外務省勤務のT君は、黒パスを使っていた事があり、一切の荷物検査もなく、出入国審査・税関は最敬礼もので通過できたそうだ。その役得を使って禁制品の密輸を依頼した人がいたらしいけど、さすがにそれは断ったそうである。当たり前だろうけど。
 
今は、5年有効パスポートが「黒」、10年有効が「赤」である。10年間も同じ顔写真じゃイヤだ!と言って赤パスを嫌う人も多いようであるが、私は、以前の制度の時も、現在の制度でも、赤パスである。赤パスが好きなのである。我が祖国、日本は、国旗が赤と白の2色と言うシンプルさ故、国を代表する色が赤になっているのかなぁ? でも、5年有効パスポートが黒ってのは、なぜだ? 単に有効期限で色分けするのは不条理だと思うのは私だけであるまい。
 
(つづく)
 

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