中国は嫌な国である。中国は広い。中国は人口も多い。それだけ中国語の種類が多いのも当然である。
聞いたところによると、中国語には数十種類の異なる言語があるそうだ。たとえば、北京で使われている中国語は「北京語」と呼ばれているもので、香港で使われている「広東語」とは漢字の読み方が違っていて、互換性がかなり低く、同じ中国人なのに、北京語の北京の人と広東語の香港の人では会話が通じないらしい。
それで、やはりそのような同じ中国人同士での言葉の壁ってのが問題だよな・・・と、最近になってやっと中国人が気が付いたらしく、北京語を標準語にしようとする動きがあるようだ。中国国内で良いとろこに就職するには北京語ができなければならない・・・という風潮ができてきたらしい。
 
さて、香港の広東語では、日本人のことを「ヤップンヤン」って言いう。
軽蔑や罵倒の意味を込める場合には「ヤップンツァイ」とか「ヤップンチャイ」って言いう。「日本人ヤローっ!」て感じである。
もっとひどくなると「ガーツァイ」と言って、こりゃもう「くそバカジャップ」って感じである。
 
「ガーツァイ」の「ガー」は、広東語に当てる漢字がなく、日本人の発音する日本語の濁点の音から来ているらしいのだ。濁点発音のない香港人には、日本語の「ガー」っていう発音がすごく耳に付くのであろう。
日本で「げろげろ〜っ!」とか「げげーっ!!」みたいな時に、香港人は「ガーゥチョー!」って言そうで、「ガー」ってのは、香港人にとって独特な嫌な感覚の音のようである。
 
ちなみに、香港の人の前で、「ゲゲゲの鬼太郎」のテーマ曲、「ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲー♪」と5回歌うと、その香港人は失神してしまうという噂があるのだが、残念ながら、私はまだそれを試したことがない。
 
 

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