バカでマヌケでアホなアメリカ人嫌い (2)
2005年7月15日現在の日本にはいろいろなカルトがある。
10年前に地下鉄サリン事件をひきおこしたあの最悪のカルト教団の残党をはじめ、先日に懲役12年の判決が教祖に言い渡された金まみれの足裏教団「法の華」、ミイラ化した死体を生きているとの"定説"を主張した「ライフスペース」、スカラー波が怖い白装束集団の「千乃正法」(=パナウェーブ、その後、どうしているんでしょうね?)、SEX教団・オカルトグッズ販売・第2のオウムとして最近に再脚光を浴びている小島露観(=万師露観=伯壬旭)の「ザイン」(=世界帝国富士皇朝=古代帝國軍)、公明党で政界を操る一方でセコい内紛や誹謗中傷合戦で醜態をさらしている「創価学会」、癌特効薬・AIDS治療薬などの何ひとつの幸福になる科学を提供しない「幸福の科学」、女子児童信者への猥褻行為が明るみになった関西の某キリスト系教会、・・・など、まー、いろいろとあるものだ。そういえば、最近、駅前とかで「お祈りさせてください」と声をかけてくるおネエちゃんを見かけないのだが、彼女たちはいったいどこへ消えたんだろうか?
海外に起源があって日本でも活動しているカルトとしては、ヘルメットと茶色いスーツ姿で自転車に乗ったの外人さん2人組が日本各地で布教活動を行なっている「モルモン教会」(=末日聖徒イエス・キリスト教会)、輸血拒否でお馴染みの「エホバの証人」、悪質な霊感商法・洗脳と合同結婚式で話題の「統一協会」(=国際勝共連合=原理研究会)、宇宙人に会って教えを受けた言い張っているラエル(=クロード・ボリロン)率いる「ラエリアン・ムーブメント」(結局、あのクローン人間誕生の件、クローンの証拠を出せなくて、あの女医でスポークスマンだったクローン・エイドの人ってどうなったんだ? あの完全に目がイっちゃっていた女医さんも教義に従ってフリーセックスしてるのだろうか?)なんてのもあるし、宇宙人と会見したというコンタクティもので有名なものでは、アメリカのジョージ・アダムスキーや、スイスのビリー・マイヤーの一派(それぞれ、各国にGAP、FIGUという支部を持っている。共に、UFO写真がインチキだと判明しているのに、いまだに信者が多いのだ!)などもカルト化している。また、インドのサイババ(信者への性的虐待の件はパンタ笛吹氏の著書「裸のサイババ」を読もうね)や、フランスの「ルルドの泉」なんかもカルトであると言えよう。フロイト心理学、ヴェリコフスキー、グラハム・ハンコックもカルトだよなぁ。
その他、日本には、風水、気功、波動、タキオン、マイナスイオン(トルマリン信仰を含む)、フリーエネルギー、フォトンベルト、サブリミナル、胎教、血液型性格判断、生まれ変わり・前世占い、占星術、無農薬栽培、遠距離恋愛、などなど、いろいろな対象物件を妄信してカルト信者化している人も多い。日木流奈くんの件もカルトであるし(オウム事件でお馴染みの滝本太郎弁護士による批判本を読もう)、ヤマギシ会もアムウェイもカルトだ。谷口祐司の「育児文科研究所」や七田眞の「七田式」(=七田チャイルドアカデミー)も育児・幼児教育をエサにしたカルトである。船井幸雄の経営学・ビジネス論も、宇野正美や太田龍(=竜)のユダヤ陰謀論も、副島隆彦の学問道場・アポロは月へ行っていない論もカルト。細木数子ファンをはじめ、尾崎豊ファン、X Japan ファン、ペ・ヨンジュン・ファンもどうもカルトっぽい。X JapanのToshiがはまった「ホーム・オブ・ハート」ってのもあったなぁ。ってことで、みーんな、みーんなカルトである。石を投げればカルトに当たる・・・ってな状態だ。
一方、アメリカでは我々日本人からは理解できないカルトも多い。悪魔信仰、黒魔術信仰、KKKなどの人種差別信仰、インディアン呪術師ドン・ファンの教えを受けたと言い張るカルロス・カスタネダの一派、その他、ホメオパシー(同種療法)などの民間医療信仰、LSDなどへの薬物信仰、・・・・などが星の数ほど存在するのが現実である。キリスト教徒の多い国であるから進化論を否定する勢力がカルト化しているし、以前にここでも書いた「サイエントロジー」なんていうのもある。『彗星の後ろに隠れてやってくるUFOに乗って旅立とう』と数十名の信者を集団自殺させた「ヘブンズゲート」、約900人もの信者を集団自殺に追い込んだ「人民寺院」という極悪なカルトもあった。銃規制に反対する全米ライフル協会の銃信仰も一種のカルトであるし、前述のスラッシュ小説もカルト化しているのが恐い。そうそう、映画「スターウォーズ」ファンもカルト化しちゃっていて、その信者になると、あのレイヤ姫が絶世の美女に見えるのだそうだ。(私のアメリカ人の友人にも熱烈な信者がいて、そいつはニューヨークに住んでいるジェフリーという名前の男なのだが、レイヤ姫をおかずに射精できるという!)
また、日本でも米国でも、本屋に行けば「ヒーリング(癒し)」、「アセンション(次元上昇)」、「プレアデス(これは星団の名称だ)」などがタイトルに付いた本が腐るほどあるのは同様だ。なんでそんなのを信じられるの?と思っちゃうが、実際にそれなりの売り上げがあるというのだから、世の中わからない。
さて、バカでマヌケでアホなアメリカ人たちは、そのようなカルトをパロディ化しているのだ。そのパロディ・カルトの名前は「The Church of the SubGenius」と言い、直訳した名称「亜天才教会」の名前で日本でも一部の人に知られている。
ホームページはこちら。
http://www.subgenius.com/
この教会のファンも米国では実に多く、関連本も本屋に多く並んでいる。熱心なファン・サイトもいくつかある。カルトをパロった「亜天才教会」自身もカルト化しちゃっているのだ。
(つづく)
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