ウンチク嫌い (37)
2005年9月29日航空機のブラックボックスはオレンジ色。
服部幸應は調理師免許を持っていない。(註1)
相撲が日本の国技だという根拠も規定もない。(註2)
自分の陰茎を自分の肛門に挿入する自慰ホモ行為が存在する。(註3)
マイナスイオンというものは物理学的には存在しない。(註4)
註1:
服部先生も調理人としてはシロートだってことだね。
服部栄養専門学校のホームページはこちら。
http://www.hattori.ac.jp/
註2:
日本相撲協会が勝手に国技だと言っているだけ。ったくもう、わがままな協会なんだからぁ・・・。
日本相撲協会公式サイトはこちら。
http://www.sumo.or.jp/
註3:
これを「オートペデラスティ」という。こんな変態行為などやってみようとは思わないが、硬直した陰茎を自分の肛門の方面に向けること自体が無理っぽいよなぁと思うのは私だけであるまい。それに陰嚢だって邪魔でしょう。これを読んでいる男性は各自で試行してください。女性は、ダンナ・彼氏で人体実験してみてください。結果の報告をお待ちしておりますぅ。
どこかのサイト(勿論、海外のサイトよん)でこれをやっている写真を見たことあるんだけど、どこのサイトだったか忘れてしまった・・・。陰茎がみょ〜に長くて、陰茎がみょ〜に柔らかくて芯がない白人さんだから、あんなアクロバットができるのかぁ?
ご参考ページ
http://www.drawgarden.net/h/log2/ingo/i0002.html
註4:
存在しないんだから、それが健康に良いとかいうのも迷信・オカルトの類である。トルマリンという石がマイナスイオンを発生するというのもデタラメ。マイナスイオンを発生する電化製品も全てがインチキで、中には人体に有害なオゾンを発生しちゃう製品もあるから、絶対にそのような製品を使用しないように!
マイナスイオンってのは「何がどのような状態になっている」ものなのか、物理学的に定義も説明もされていない。イオンという物理化学用語を使って、いかにも科学的な根拠・効果があるかのように装った詐欺である。このようなインチキな科学は疑似科学と呼ばれている。
業者がマイナスイオンを説明する時に「レナード効果」というものを引き合いにされているのを考慮すると、マイナスイオンとは、小さく細かな粒に砕けた水の粒子が静電気で負に帯電している状態を言っているように思えるんだけど(そのように想像するしかないってことだよ)、それにはイオンは関係しないし(負イオンとは別ものだ)、そんなのが健康に良いっていう根拠もない。当然、物理学界からも医学界からもマイナスイオンは相手にされていない。祈祷や動物占いが物理学界からも医学界からも相手にされていないのと同様である。
同様なインチキな疑似科学には、波動、タキオン、フォトンベルト、サブリミナル効果、外気功、血液型別性格判断、バイオタイド理論、ホメオパシーなどがある。騙されないように注意しよう!
捕足:
ちなみに、「レナード効果」は科学的にはマトモな理論である。
「レナード効果」はドイツの気象学・物理学者、フィリップ・レナード Philipp Eduard Anton Lenard (1862〜1947、元・ボン大学教授、元・ハイデルベルグ大学教授)の名前を付けられた気象学の用語である。ただし、ドイツ語ではレナードではなく、レーナルトと発音する。彼は陰極線の実験的研究によって1905年にノーベル物理学賞を受賞している。レナード効果でノーベル賞を受賞したわけではない。
水蒸気や雲のような小さな水の粒子がより小さく細かな水の粒に砕けた場合に、その水の粒子が帯電する現象がある(この現象自体は以前より知られていた)のだが、その帯電のメカニズムを論理的に説明したのがレナードだ。この帯電のしくみが「レナード効果」である。帯電した小さな水の粒子同士が更に摩擦を繰り返し、その摩擦による静電気が蓄積していって雷雲になるという、気象の分野での用語だ。
滝の周辺の空気が強く負に帯電する傾向があることは、当時すでにわかっていたことで、帯電する理由が「レナード効果」で説明がつく。細かな水の粒に砕けた滝の水煙が負に帯電しているから、周辺の空気が負に帯電していると観測されるのである。
「滝の周辺にはマイナスイオンが豊富であることを発見したのがレナードである」と説明しているのを見かけたが、これは嘘。イオンかどうかはともかく、レナードは「発見」したのではなく、それ以前にわかっていた現象を科学的に「説明」したのである。
「滝の周辺にはマイナスイオンが豊富であることを発明したのがレナードである」と説明しているやつも見かけたことがあるが、これも嘘。レナードは「発明」をしていない。帯電するこの現象はすでに経験的に知られていた。「発明」っていう単語の使い方がそもそもおかしいんだけどなぁ・・・。
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