雪虫嫌い (2)

2005年10月18日
 
ってっことで、雪虫がどんな虫なのかは、昨日のリンク先の情報を参照していただきたいのだが、私なりの解説もしておくことにしよう。
 
雪虫は、ここ北海道では10月の中旬のみに見かける、季節限定の虫なのである。
体調は3mm〜4mmくらいで、アブラムシのような姿をしている。その下半身は綿のような純白の繊維状のものでおおわれている。そしてやや大きめの透明の羽がついていて、それでふわふわと飛ぶのである。
その白くて飛ぶ様子が雪が舞うような感じに見えるのか、あるいは、この虫を見かけるともうすぐ初雪が降るってことになるからなのか、その一般的な呼称が「雪虫」なのである。
そーいう季節ものだから、雪虫を見かけると、あぁ、もうすぐ雪が降るんだなぁ・・・と季節感をしみじみと感じる、俳句で言うところの季語のような存在なのである。「雪虫、飛んでいましたねぇ、寒くなりましたねぇ、もうすぐ雪ですねぇ」というような、挨拶がわりにも話題として使われる季節ものなのだ。雪虫を見かけると、2〜3週間くらいで初雪が降る、そーいう雪の知らせなのである。出産時における「おしるし」っていうのか、それはちょっと違っているかも知れない。(出産経験がないもので・・・)
 
そんな事を書くと、まるで、雪が降るのが間近であることを木枯しにのって知らせてくれる白い妖精・・・、のようなファンタジーの世界を想像されちゃうかも知れないが、それはトンデモない。雪虫はどーしょうもない害虫なのである。
 
(つづく)
 

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