誘惑嫌い(3)
2005年11月2日ある時は、フロントの男から英語で電話がかかってきた。私には女性を買う気など全くないから、英語で
「200ドルだって?50ドルしか持っていないからなぁ。」
と理由を付けて断った。すると、フロントの男は、
「彼女らにその金額でいいか聞いてみます。」
と言って、電話を切ったのである。
電話を切って、考えてみたのだが、さっきの英語は、「彼女(her)に」ではなくて、「彼女ら(them)に」って複数形だったなぁ・・・。急に生々しい方へ想像が・・・。
って事は、もし、「OK!」と答えたら、ドアの向こうに数人の女性がやって来るのだろうかぁ・・・? 想像しちゃうなぁ、そのドアの向こうの光景を・・・。
そんな馬鹿なことを考えていると、また電話が鳴った。さきほどのフロントの男からである。
「50ドルでいいですよ!」
200ドルが50ドルにぃ?
即座に私は
「そんな安物、いらない!」
って言ってガチャン。
でも、「OK!」と、答えていたら、一体どんな人が来たんだろうなぁ?
そんな事を考えながら、パリの夜はふけていくのであった。
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