トルコの銀行嫌い (3)
2005年11月5日上司と一緒に戻って来た銀行員は英語で
「パスポートを見せて下さい」
と言うので、私はお安いもんだと提示した。
彼らは2人でシゲシゲと私のパスポートを見詰めて、何やら相談をしているのだけど、現地語なので私には何を言っているのか全く理解できない。
が、相談が終わり、私は現金を受取れたのだった。私の500ドルのトラベラーズ・チェックは無事に換金されたのである。
そして再び私は、歩くと濡れるんじゃないかと思うくらい湿気が強い外気の中を歩き、よとよたとホテルへ向かった。
銀行からホテルに戻る道も、何で道路がフライパンの上にあるんだ?と感じるくらい暑いかった。野菜炒めにされるキャベツは、きっとこんな気分なんだろうなぁ、と想像しながら。
そして、部屋に戻った私は、気分が悪くなり、すぐにベットに入って寝てしまった。まさしく下手な野菜炒めのキャベツのようになってしまったのだった。結局、チェックアウトと帰国の飛行機を1日延長して、私はそのホテルの部屋で眠った。
(つづく)
注意事項:
外国で酔って外を歩くのは、大変危険である。と言うか、無謀である。ましてや現金を持ってってのは、もってのほかである。皆さん絶対にマネしないように! 海外は日本と違い、治安が悪く、トンデモない奴がたくさんいる。日本のような安全な国は、世界のどこにもない。この時、何の被害にもあわなかった私って、幸運以外の何物でもないのである。
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