映画嫌い (16)
2006年3月17日映画「ウェザー・マン」を見た。日本でも人気のある俳優、ニコラス・ケイジが主演しているやつで、米国の知人から英語版サンプルDVDをいただいたのだった。
この映画も結局のところ日本では公開されなかったんだけど、それも無理はない。だって、めちゃくちゃつまらないんだもの。人気のニコラス・ケイジが主演していたって、こんなどうでもいいようなクズ映画を見るのは時間の無駄だ。ホント、見どころが何もない最低な映画なんだもの。このようなものが映画として存在していること自体がバカバカしい。
ニコラス・ケイジが演じる主人公は、シカゴのローカルテレビ番組の天気予報に出演している男で、衛星写真・天気図を身ぶり手ぶりでテレビカメラに向かって解説するのが彼の仕事だ。そんな彼のプライベートでの人間関係、まわりのいろいろな出来事、そしてそれらを通しての疎外感を散漫に綴っただけの映画である。
彼には2人の子供(兄と妹)がいるが、
離婚した妻が2人を育てている・・・。
兄(高校生)のほうはカウンセリングを受ける日々・・・。
妹(中学生)は肥満し、
アダナは「ラクダの蹄」、
そして、親にかくれてタバコを始めて・・・。
別れた妻とは相変わらずうまくいかないが、
なんとかよりを戻したく・・・。
2人の子供とうまくやっていきたくて、
何かとレクリエイションに誘うが・・・。
彼はアーチェリーを習い始め、
それなりに腕をあげるが・・・。
彼の父親が通院・・・、
病状があまり良くない・・・。
彼は気象学の学位はもっていない・・・。
街を歩いていると、
テレビ出演で顔はそこそこ知られているから、
からかわれたり、
シェイクを投げつけられたり・・・。
今度はジュースを投げつけられて・・・。
今度はファストフードだ・・・。
別れた妻は、
現在同居している男と再婚すると言い出し・・・。
ニューヨークでの全国放送の番組の天気予報キャスターの
オーディションを彼は受ける決意をし・・・。
彼の父親の病状は手おくれ状態だと判明し・・・。
子供のカウンセリングを担当していたカウンセラーが、
子供に性的イタズラをしようとして・・・。
ニューヨークで全国放送の番組のオーディションを受け・・・。
カウンセラーをどついて・・・。
父親の生前葬をやることになり・・・。
全国放送の出演が決まり、
高額収入となったが・・・。
そして彼の父親が逝って・・・。
彼の出演している天気予報をテレビで見ている子供たち・・・。
ニューヨークではファストフードを投げ付けられないが・・・。
そしてニューヨークでのパレードに出演して・・・。
そんな、見どころも盛り上がりも何もない、どうでもいい内容のストーリーが坦々と続くだけ。こんな映画にいったい何の意味があるのだ? 全国放送に出演することになるサクセス・ストーリーでもないし、家族愛を描いた愛情ものでもない。アメリカ映画ではお馴染みの「自分探しの旅」でもない。無意味そのものだ。まさに見るのが時間の無駄。ったくもぅ、ジョーダンぢゃないぞぉ!と抑えきれない怒りを感じた。世の中にクズ映画は多いが、この映画はクズ中のクズだ。こんなクズが存在している世の中の、何もかもがどうでもよくなってしまう思いだ。私はこんな映画が存在することを絶対に容認できない。
結局、このDVDを私はオーブントースターで焼いて、誰にも見られない状態になったことを確認し、不燃ゴミとして捨てた。こ〜いう映画は絶対に誰も見るな!
映画「ウェザー・マン」
http://www.eiga.com/buzz/031125/08.shtml
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