アロマ嫌い (2)

2006年4月15日
 
「アロマ企画」のビデオの中で、最もブッ飛んでいる製品は「オソレザン」というやつであろう。
 
そのタイトルだけでは、どんな内容なのか想像がつかない。サブタイトルが「降霊ファック」だ。それでなんとなくその製品のイヤな方向性が想像できる。「オソレザン」とは青森県にある霊場「恐山」のことだ。こりゃ、オカルト系のエロ・ビデオなのじゃないのか?と想像するしかない。オカルト・ウォッチャ−の私としては、その内容が気になってしょうがない。いくらフェチ専門のビデオ・メーカーが出しているとは言え、オカルトとエロは両立するものなのか?と他人事ながら心配だ。霊が降りてくるのを見て勃起するような、そんなフェチ野郎ってのが世の中にいるのかね?
 
「恐山」、「降霊」の2つのキーワードで思い出すのが「イタコ」と呼ばれる霊媒師のバアさんたちである。あの世の霊を呼び出して、自分の身体に憑依させて、自分の口を使って霊に喋らせる、「口寄せ」っていうやつだ。料金を支払えば、アメリカ人のマリリン・モンローの霊だって降りてきて、日本語の、それもめちゃくちゃ訛った青森弁で喋るという、アレである。なんとなくイヤな予感がする。「降霊ファック」って・・・、もしかして、マリリン・モンローとか、オードリー・ヘップバーンとか、堀江しのぶとか、逝っちゃった女性の霊をイタコに呼んでもらって、その霊が憑依したイタコのバアさんとファックしちゃうのだろうか? あまり見たくない光景だ。
 
その「オソレザン」という製品の存在を知って、そのような事を考えていたところ、その翌日に、ふらりと入った中古屋の在庫処分のワゴンセールで、その「オソレザン」が350円で売られているのを発見した。これは偶然ではなくて、まさに超常現象だ。通常はこの手の品が中古市場に出回ることは多くはない。それもワゴンセールに乗るってのはめったにあることではない。(実際に、その時以外に、「オソレザン」が売られているのを見かけたことは一度もないのだ)しかし、その時に限って、目の前のワゴンの上には「350円」のシールが貼ってある「オソレザン」があるのだ。まるで私が買うのを待ちかまえていたようなそのタイミングだ。その日の早朝に見たテレビのワイドショー番組のドクター・コパの風水コーナーで「8月生まれの人はビデオ鑑賞しましょう」のような事も言っていたっけ。350円という値段がそもそも微妙じゃないか。500円だったら買わないだろうけれど、350円なら買ってもいいかなぁ?と思ってしまう。今までに一度たりともエロ・ビデオの類を買ったことがなかった私であるが、これはエロ・ビデオぢゃなくて、オカルト・ビデオなのだ!と自分に言い聞かせながら、私はその「オソレザン」をレジに持って行ったのだった。いつもなら、アルバイト風の若いおねぇちゃんがレジをやっていて、その手のビデオはすごく買いにくそうな雰囲気なのだが、その時に限って、男の店員がレジをやっていたってのも超常現象だよなぁ。
 
ってことで、我が人生で最初で最後のエロ・ビデオ購入となった。
で、実際に見てみたそのビデオの内容とは・・・。
 
 
(つづく)
 

 
 

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