アロマ嫌い (3)
2006年4月16日さて、アロマ企画「オソレザン」の内容だ。
以前、同じくアロマ企画から、某タイトルのビデオが出た(註1)。スプラッター・エロ・ビデオである。勿論、特撮だが、女優さんの手・足が切断されて、内臓も飛び出し、バラバラに解体されるというエロ・グロものである。そのめちゃくちゃチープな特撮はかなりアホらしく、どう見ても内臓はコントで使われるようなウィンナーソーセージなのである。そのビデオの発売日の前日に、出演していた女優さんが電車にひかれて死んでしまったのだ。ビデオの中でバラバラになっていたら、ホントに電車にひかれてバラバラになっちゃった。事故死なのか自殺なのかもはっきりしていないらしい。
その後、スタッフの周りで怪奇現象が次々と発生する。セコい現象(スーツを注文したら喪服が届いたとか)なので、怪奇現象とまで言えるものじゃないのだが、スタッフは困惑し、「そう言えばあのビデオの撮影中にもいろいろと現象が起きていた・・・」と回想する。
そこで、この「オソレザン」の監督である北野雄二は、彼女の死の真相を調査し、その霊を慰める為に、霊場「恐山」を訪問するのである。、あのビデオの監督、AV女優の松永花葉がそれに同行し、まるでドキュメンタリー番組、あるいは観光ビデオのような様相となる。恐山の風景をバックに、死んだ女優さんの思い出話、松永花葉へのインタビューが続く。全然、AVっぽくないのだ。エロスのかけらもない。
しかし、さすがアロマ企画である。北野監督が自ら男優となって、松永花葉と恐山でからんで、AV撮影をするのだ。恐山でAV撮影して、それが慰霊になるのか、すっごく疑問だが、松永花葉がわりと可愛いので見守るしかない。
一度目のカラミは、深夜の霊場である。撮影中に怪奇現象が発生するが、ふたりは動じずにカラミを続行し、そして北野監督は松永花葉の口の中へ射精する。その精子を近くにあった地蔵にかけてしまうのだ。これにはオチがあって、この行為は冥福の願いをかけているので、「顔射」ではなくて「願射」だと言うのだ。アホらしい。くだらない。虚しい。ダジャレかよ。その地蔵が「笠地蔵」のように恩返しにやってきたら恐いじゃないか。
翌日、同行していたあのビデオの監督が逃げ出して東京に帰ってしまう。金縛りにあい、夢の中に死んだ女優が出てきたと言うのだ。それでも北野監督は怯まずに撮影を続け、イタコに死んだ女優の霊を呼び出してもらうシーンに突入する。AV初(だと思う)のホンモノのイタコの登場なのだ。
(つづく)
註1:
アロマ企画のそのビデオはこれだ。
http://www.db.megahit.co.jp/item_img2/P/PSY-01.jpg
そのビデオのタイトルをズバリここに書いたところ、そのタイトルで検索してこのページにやってくる変態野郎が多いので、タイトルを明記していた部分を削除した。
そんなので検索行為をする変態野郎って気味悪いよなあ。IQが低いんだろうなあ。社会的な適応力もなく、職場や学校でも友達がいないんだろうなあ。体臭がめちゃくちゃ臭いんだろうなあ。
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