映画嫌い (48)
2006年4月30日本日の映画は「うつせみ (3-iron)」だ。韓国映画である。
主人公はバイクで民家を周り、玄関のドアにビラを貼付けていく青年、テソクだ。あとでその民家を再訪問し、そのビラが剥されていない家は留守宅であると判断し、テソクはその家に侵入する。住人が戻るまでのつかの間、テソクは風呂に入り、洗濯をし、料理を作り、その家の住人でもあるかのように過ごす。そしてデジカメで記念撮影をする。テソクは次から次へとその手口で留守宅に侵入する行為を繰り返すのだった。
ある時、大きな屋敷に侵入したテソクは、その家の妻・ソナが隠れているのに気が付かず、いつものように洗濯をし、料理を作り、・・・、その姿をソナが物陰から観察しているのだった。そして、遂に二人の視線が重なる。夫から暴力を受け、孤独で悲惨な生活をしていたソナの眼差し。それに惹かれたテソクは、帰宅した夫にゴルフクラブ振ってボールを叩き付け、ソナを連れて家を出た。テソクとソナは、一緒にビラを貼り周り、留守宅を見つけては侵入し、そこで二人は生活をし、愛し合うのだった。二人が侵入したある家には、血を吐いて倒れている老人の死体があった。二人はその死体を丁重に埋葬し、その家で生活を始めるのだが、心配して訪問してきた家族に見つかってしまい、二人は警察に逮捕されてしまう。そして・・・。
病的な映画である。暗い。不快だ。「他人の生活の覗き」と「結ばれぬ愛」というお馴染みの韓国映画の悪趣味さがこの映画の根底にもあり、この手の韓国映画には吐き気がする。結局、テソクは最後まで一言もセリフがなく、ニヤけているだけ。ソナも最後のほうに一言喋るだけ。会話のない病的なシーンの連続で、見ていて息が詰まる。テソクは単なるキチガイにしか見えない。それを慕うソナもキチガイだ。まるで病める現代韓国の縮図を見ているようだ。醜悪なことに、このストーリーでは、住居侵入、窃盗、傷害、姦通、賄賂・汚職の不法行為を肯定しちゃっているような作りになっているし、最後に表示されるテロップを見ると、その不法行為をまるでファンタジーにしたかったようにさえ見える。ファンタジーのヒーロー&ヒロインとしてはあまりにも醜い。この犯罪行為のどこがいったいファンタジーだというのだ? 不倫をファンタジーに見せかけて美化するのが楽しいかい? そんな病める韓国を見て楽しいか? 気分を悪くさせられるだけだ。韓国では不倫は姦通罪という犯罪行為だぞ。原作者もキチガイぢゃないのぉ? 特に、後半で、気配を消すようになるテソクが、あまりにもくだらない。幽霊じゃないんだからさぁ、その稚拙な設定って、いったいなんなんだろうねぇ。こんな映画で犯罪行為を美化しちゃうから、日本でも多くの韓国人が犯罪行為をやっちゃうのだろう。「韓国人を見たら犯罪者と思え!」・・・それが私の過去の実体験から導かれた経験則である。
原題の「3-iron」ってのは、見終えた後にわかったのだが、ゴルフの3番アイアンのことなんだ。だから何なんだよぉ?としか思えない。つまらないタイトルを付けるなぁ。
この映画も見る価値がない最低なクズ映画だ。ゴルフをやる奴は自然破壊に加担する、人間のクズだ。
「うつせみ (3-iron)」
http://utsusemi-movie.com/
http://www.herald.co.jp/official/utsusemi/
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=5341
侵入した家で会話もなく食事をするテソクとソナ。お前ら、病気だ。
そこへ家族が来てギョッ!
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/3iron.jpg
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