映画嫌い (69)
2006年6月4日本日の映画は「ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス (A History of Violence)」である。
インディアナ州の平和なイナカ町で小さな食堂を経営するトム・ストールが主人公。彼は妻と2人の子供と平穏な日々を送っていた。ある夜、拳銃を持った2人組の強盗にトムの店が襲われると、トムは足を負傷しながらも2人を射殺し、店の客と従業員の危機を救った英雄としてマスコミに報じられる。それから数日後、怪しげな男が食堂に現われ、トムを「ジョーイ」と呼んで話しかける。トムは人違いだと否定するが、トムの過去を知るというその男は、執拗に家族につきまとい・・・。
はい、これもクズ映画。面白くも何ともない。ストーリーの展開も、結末も、誰でも予想するであろう通りになっちゃう薄っぺらな映画だ。
無意味なシーンで時間稼ぎしている薄っぺらさも噴飯ものだ。
例えば、こ〜いう、トムの息子が学校で野球するシーン
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/hv1.jpg
を長々と見せられるのだが、こ〜いうシーンにいったい何の意味があるってんだぁ?
トムの妻がこ〜いうチア・リーダーのコスプレをやって、
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/hv2.jpg
それでトムが萌えになっちゃってファックするシーンには何の意味もないじゃん。サービスでファック・シーンを見せてくれるのなら、ちゃんと乳首くらい見せなさい。それと、もっと魅力的な女優さんを使うように。
その他にもセコいシーンが多すぎで、家族へのつきまといが手ぬるいし、敵がめちゃくちゃ弱っちくてすぐにやられちゃうのもアホらしい。全然「ヴァイオレンス」ものになっていないのだ。脚本がスカスカなんだよ。トムの別の顔の異常性を描ききれていないし、テーマの核心となるべきのトムと家族の心理描写が貧弱すぎる。肝心な、なぜにトムが現在のこの生活を選択するに至ったのかが説明不足だから、物足りないのなんの。いったいどこが「ヒストリー」なんだよぉ!と思ってしまう。
ってことで、この映画も見る価値なし。無視するに限る。
映画「ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス」
http://www.hov.jp/
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