映画嫌い (91)
2006年9月6日本日のデス映画は昨年の米国映画「キング・オブ・ロストワールド (King of the Lost World)」だ。タイトルで想像できる通り、映画「ロストワールド」に便乗したパチものである。
謎のジャングルに航空機が墜落し、機体がバラバラに散乱した。生き残った乗客たちは、救援を呼ぶ為に、コックピットの無線機を探してジャングルを徘徊する。そして彼らを巨大クモ、巨大サソリ、謎の原住民、翼竜、キング・コングが襲う・・・。
くだらねぇ〜!
めちゃくちゃC級である。いかにもオモチャなチープな巨大クモ、巨大サソリの出現シーンはモロに低予算C級映画のトホホな世界だ。予算がなくてティラノザウルスなどの恐竜を登場させることができなかったんだろうなぁ。ヘンテコなドラゴンのタイプの翼竜がチョイ役で登場しているだけなのがアホらしい。こ〜いうのを「お茶をにごす」って言うんだろうなぁ。監督も脚本家も特撮担当もみんなシロウトなんじゃないのぉ?と思えてしまう。
ストーリーも矛盾だらけで、なんでそ〜なるんだよぉ!とツッコミを入れられるシーンの連続である。シーンからシーンへ脈絡もなくつながり、そのつなぎの部分の展開がかなり省略されちゃっているのがすごくマヌケであり、かなり不自然なのだ。しまいには脈絡もなくキング・コングが出現しちゃって、私はイスからずり落ちてしまったぞ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/kingof.jpg
最後のシーンは定番の核爆弾の爆発だ。アホらしい。米国人って核爆弾を爆発させるとそれで何でも解決しちゃうと思っているんだよなぁ。そんなリモコンのボタン1つで爆発する核爆弾があると思っているのかねぇ? 300メートル離れていれば大丈夫だなんて、そんな核爆弾なんかねぇよ!
それにしても、航空機の機体があれだけバラバラになる墜落なのに、生存者が多すぎるんだよなぁ。ちゃんとジャングルの中を歩けるだけピンピンしているのが何人もいるなんて、絶対にありえねぇ〜!
で、結局、あの原住民って何だったのか、なぜにそのジャングルで墜落事故が多発するのか、など、何ひとつ謎が解決しないまま、ストーリーは突然と終了となってしまうのであった。トホホ・・・。
ってことで、この映画のデス度は星4個。
★★★★☆
映画「キング・オブ・ロストワールド」
http://store.yahoo.co.jp/guruguru/atvd-11660.html
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