映画嫌い (94)

2006年9月22日
 
本日のデス映画は昨年の米国映画「マタドール (The Matador)」である。最近の「007」シリーズでジェームズ・ボンド役を演じていたピアース・ブロスナンがプロデュースして、自ら主演もしている映画である。
 
主人公のジュリアン・ノーブルは殺し屋だ。殺しを請け負って世界各地を飛び回っている。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/matador1.jpg
ある時、彼はメキシコでの仕事を依頼され、現地のメキシコ・シティを訪問した。そして、宿泊先のホテルのバーにて偶然と出会ったダニー・ライトという男と親しくなるのだった。ダニーはアメリカのデンヴァーに住んでいて、ビジネスでメキシコに来ていたのだった。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/matador2.jpg
そしてジュリアンはダニーに闘牛を見に行こうと誘い、闘牛を観戦しながらふたりの会話ははずむ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/matador3.jpg
冗談混じりの会話でお互いの素性を話していると、ジュリアンは自分が殺し屋であることをダニーに告げ、一度だけ殺しの仕事の手伝をしてほしいと頼むのだが・・・。
 
これも非常にスカスカで退屈な映画である。ジュリアンとダニーの会話を中心にストーリーが進行していくのだけど、その会話が実にくだらない。無駄な会話、無駄なシーンが多すぎる。そんなシーンを長々と見せられても意味ないじゃん!ってなシーンがいくつもあるのだ。ストーリー自体がかなり薄っぺらで、無駄な会話で時間稼ぎをしている映画にしか見えないのだ。特に、ジュリアンが話す内容が退屈で、その上に胡散臭さでいっぱいなのだ。私がダニーの立場だったならば、絶対に一緒に闘牛を見に行ったりはしないだろう。こ〜いう男とは友達にはなれないだろうな。
で、ちょっとしたサプライズ的な展開をする結末を狙って作ったのだろうが、ある程度予想できる展開だったものだから、全然サプライズにもなっていない。見終えて、「くだらねぇ・・・」という言葉しか出てこなかったのである。
なんでこんな映画を作っちゃうんだろうねぇ・・・?
 
この映画のデス度は星4個。あぁ、くだらない!
★★★★☆
 
 
映画「マタドール」
http://www.miramax.com/matador/
http://www.coda21.net/eiga3mai/text_review/THE_MATADOR.htm
http://us.imdb.com/title/tt0365485/
 
 

 
タイトルになっている「マタドール」ってのは、闘牛を見に行ったことから「闘牛士」の意味で使っているのだろうか? 殺し屋であるジュリアンの技を闘牛士にたとえて言っているのでもなさそうなんだけれど、なんで「マタドール」だなんてタイトルになっちゃうわけ? さっぱり意味がわからんなぁ。
タイトルを「殺し屋ジュリアンの失敗」とか「友達はスナイパー」とかにしたほうが無理がないと思うんだけど・・・。
 
ちなみに、アリゾナ州の競馬場でのシーンの冒頭に流れていた曲、エイジアの「Heat of the Moment」だぁ、懐かしい・・・。
 

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