映画嫌い (95)

2006年9月24日
今回のデス映画は昨年のカナダ映画「エジソン・フォース (Edison Force)」である。米国でも日本でも劇場公開されずに、現在は米国でひっそりとDVDとして発売されている作品のようである。
 
エジソン市の市警察には「F.R.A.T.」と命名された特殊部隊があった。その隊員であるフランク・ラザロフとその相棒のレイフ・ディードは悪徳警官だ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/edisonforce1.jpg
ある夜、ラザロフとディードは警官として麻薬売人の家に押し入って、そこにあった金と薬をネコババし、ふたりいた売人の一方を射殺。そして、もうひとりいた売人のチャールズに射殺の罪を押し付けるのだった。チャールズの裁判にてディードが証言しているのを傍聴していたのが、この映画の主人公のジョシュ・ポラックである。彼は地方紙「ヘラルド」の駆け出しの記者だ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/edisonforce2.jpg
ポラックはこの事件に違和感を覚え、上司のモーゼス・アッシュフォードの助言で真相の調査をしていく。そして警官の犯罪という大スキャンダルを暴こうとするのであるが、刑務所でチャールズは殺害されて口封じされ、ポラックも刺客に襲われるのだった。エジソン市の警官の悪事は暴かれるのか・・・?
 
この映画もすっごいよぉ・・・、めちゃくちゃ腐ってるよぉ・・・。
なんなんだよこのアホなストーリー! 悪徳警官の片方のディードは実は善人だった・・・って、わけがわからないことになっちゃっているんだもの。平気で麻薬売人を射殺しておいて、裁判で偽証までしておきながら、それでいて善人なわけないだろ。それなのに、なぜか善人ぶってポラックに協力しちゃって、証拠資料まで提供しちゃうんだからわけがわからない。最後にはポラックを守るディードがF.R.A.T.と銃撃戦をしちゃうんだから大バカである。
 
あっけなくラザロフがF.R.A.T.の事務所内で上司に射殺されるってストーリーもマヌケすぎだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/edisonforce3.jpg
せっかくなんだから、途中で死んだことにしないで、ラスト・シーンでディードと一騎討ちさせてあげなよぉ。F.R.A.T.が弱すぎで何ら面白みのない銃撃戦なんだからさぁ。
 
で、ポラックの上司・アッシュフォードを演じているのがお馴染みのモーガン・フリーマンである。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/edisonforce4.jpg
完全に脇役なんだけれど、この演技、見ていて疲れる!あぁ、クドい!
 
ってことで、この映画のデス度は星4個。
★★★★☆
 
 
映画「エジソン・フォース」
http://us.imdb.com/title/tt0389957/
http://global.yesasia.com/jp/prdTransfer.aspx/pid-1004477791/
 
 

 
この映画、当初は「エジソン」というタイトルで撮影が開始されていたらしい。その後、なぜなのか、米国でのDVD発売時に「エジソン・フォース」に改名になったのである。「フォース」ってのを付けるほどバリバリの銃撃戦をやっているのでもないのになぁ・・・。
「エジソン」のタイトルだと、発明王の伝記と誤解されると思ったのかな?
 

 
 


【追記】
2006年の12月の下旬より、この映画のタイトルでYahooやGoogleなどのサーチ・エンジンで検索してこのページにやってくる輩がめちゃくちゃ多いんだけど、何かあったのぉ?
こんなくだらない映画を検索するんじゃない!
 
 
 
【更なる追記】
この映画は2008年2月7日21時からテレビ東京にて地上派放送されるそうである。邦題が「FRAT 戦慄の武装警察」なんだそうだ。
なんでそんな邦題になっちゃうわけ? 頭おかしいぢゃないのぉ?
 

 
 

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