映画嫌い (156)
2007年3月5日本日のデス映画は2006年のカナダ映画「スリザー (Slither)」である。
隕石に乗って宇宙から地球にやってきた謎の生物に次々と村人が寄生されていく映画である。ありがちなストーリーだ。SF映画と言うよりは、スプラッター系ホラーの映画の類である。寄生されるシーンや、寄生後の人間のシーンは、かなりスプラッターでグチョグチョで悪趣味だ。デカいナメクジのような姿の宇宙生物が大量に襲いかかってくるシーンもかなり悪趣味だ。寄生された人々がまるでゾンビ映画のそれのようにフラフラと集団行動して歩いているってのもヘンテコなんだけど、そのへんにはコメディ風味を出そうと思って作っているんじゃなかろうか? 残酷シーンのバックに流れているのがエア・サプライの曲だもの、これってウケを狙っているとしか考えられない。でも、全然、笑えもしないし、恐くもない。単なるC級映画だ。ストーリー・ダメ、役者・ダメ、演出・ダメで、C級の香りがプンプンする。主人公のスターラが美人なのかそうじゃないのか微妙なところからして、C級の味わいが濃厚である。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Slither.jpg
この映画は、C級映画が好きな人だけ相手にしてあげよう。
ちなみに、英語の「スリザー」ってのは「ずるずると引きずる」ってな意味である。まぁ、ずるずると引きずった内容の映画だけどなぁ。
映画「スリザー」
http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/bancho_241.html
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