映画嫌い (196)

2007年8月4日
 
本日のクズ映画は2007年の米国映画「オーシャンズ 13 (Ocean’s Thirteen)」である。来週の週末から日本でも劇場公開されるようだ。今後、この映画を見る予定の方は以下を読まないように。
 
ダニー・オーシャンの仲間のルーベンは、ホテル王のウィリー・バンクに協力して、ラスベガスに巨大なホテルを建設する準備をしていた。
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ところが、バンクはルーベンを裏切って、ルーベンを計画から排除したのだった。
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その結果、心労でルーベンは心臓発作を起こして倒れてしまったのだった。
 
ルーベンを慕うオーシャンとその仲間たちは、ルーベンの病床に集まり、ルーベンの仇をうつ計画を立てはじめる。ルーベンを裏切ったバンクをぶっつぶそうと。
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そして、ミッション・インポッシブルな行動を開始する。バンクのホテルのオープンの日に、ホテルのカジノにイカサマを仕組んでホテルに大損させ、人工地震を起こしてホテルの評判を落として、ホテルを再起不能にしてやる計画だ。
イカサマ・ギャンブルの為の各種の仕掛けを作り、ある者はダイスにイカサマを仕掛ける為に、メキシコのダイス製造工場に労働者として潜入する。またある者はホテルに従業員として雇われて潜入する。更にはホテルの従業員をワイロで買収したり、恐喝して計画に協力させるのだった。
人工地震を発生させる為に、大型のドリル式トンネル掘削機を潜らせ、ホテルの真下までトンネルを掘る。ところが、ドリルが不調になり、新たな最新のドリルを調達しなければならなくなったが、それまでに多額の資金をかけてきたオーシャンたちには、それ以上に準備資金がない。そこでオーシャンが資金援助を申し入れた相手は、前々作「オーシャンズ 11」および前作「オーシャンズ 12」で敵だったベネディクトだった。
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ベネディクトは資金協力する条件として、バンクがホテルの最上階に保管しているダイヤモンドを盗んでくるように要求する。その条件をのんで、オーシャンたちはダイヤを盗む作業も追加することになる。
そしてホテルのオープンの日になった。オーシャンたちのリベンジ計画の行方は・・・?
 
 
今回もかつての映画「黄金の七人」シリーズと「スパイ大作戦」の面白くない部分を抽出して合成したような映画になっている。「オーシャンズ 11」、「12」、そして「13」と、回を重ねるに従ってボルテージが下がり続け、散漫さが増加しちゃう傾向にあるのだ。「11」も「12」もたいして面白い映画ではなかったのだから、それより劣る「13」は見るだけの価値はない。あっ!と驚く仕掛けもなければ、ドンデン返しもあるわけでなく、坦々と彼らの作業が進むだけで、ここぞという山がない。ひたすら退屈なのだ。
 
映画の中に何度か日本文化が出てくるのもヘンテコだ。ホテルのオープニングのセレモニーに和太鼓ショーや、大相撲をやっているシーンがあるし、ホテルのカジノのスロット・マシーンに描かれているブランドが「相撲クラシック」だったりする。
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あるシーンではセリフの中に「煎茶」、「玄米茶」の名前も出てくるし、日本酒で乾杯するシーンもある。日本酒のことを「サキ」と言っているけれど、米国人って日本酒のことを「サケ」ではなく「サキ」って発音しちゃうんだよなぁ。それに、なぜか中華レストランでテンプラを注文するシーンもあるんだけれど、いつからテンプラが中華料理になったんだ?
 
前作の「12」にチョイ役で出ていた技術アドバイサーのような役のローマンという男が今回も登場している。
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この男、どこかで見かけたことがあるよなぁ・・・と、しばらく考えて思い出した。映画「Gガール 破壊的な彼女」でベドラム教授を演じていた男だな。
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映画「オーシャンズ 13」
http://wwws.warnerbros.co.jp/oceans13/
 
 

 
ちなみに、ダニー・オーシャンを演じている超フケ顔のジョージ・クルーニィは1961年(昭和36年)生まれで、現在の年齢は46才である。フケてんなぁ〜。松田聖子、マイケル富岡、石原良純、柳沢慎吾、石橋貴明、木梨憲武、渡辺徹、哀川翔、マイケル・J・フォックスなどと同級生にあたるんだけど、それより10才以上はフケて見えないかぁ?
 
ジョージ・クルーニィは「オーシャンズ」シリーズはこれで最後だと言っているようであるが、次作「14」が日本を舞台にしたものとして制作されるとの噂もあるようだ。
 

 
 

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