映画嫌い (210)

2007年11月8日
 
本日のクズ映画は2007年の邦画「舞妓Haaaan!!」である。クズの中のクズだ。よくも恥ずかしくもなく、こんなくだらない映画を世に出すよなぁ。プロデューサー、監督の脳細胞っていったいどうなってんだぁ?
 
主人公の鬼塚公彦は、高校生の時に修学旅行で訪れた京都で舞妓さんを見かけ、それ以来、舞妓さんフェチになる。舞妓さん応援ホームページも立ち上げた。鬼塚はカップ麺製造会社に就職すると、運良く京都へ転勤となり、彼女のフジ子と別れて東京に残し、大喜びで赴任するのだった。
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それでさっそく舞妓さんとお座敷遊びをしようとするが、「一見さんお断り」のルールがあって、常連さんの同行・紹介がなければお座敷に上げてもらえないのだ。鬼塚はなんとかお座敷遊びをしようと、自分の会社の社長に頼み込む。社長はお座敷遊びの経験が豊富なのだ。ところが、社長に「仕事でそれなりの成果を出し、私からの信頼を得てからだ」と言われしまう。その言葉に燃えた鬼塚は、新製品の開発に熱中し、その売り上げで大成功をする。そして、遂に鬼塚は社長に同行してお座敷初体験をするのだった。
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その時、鬼塚はお座敷の隣の部屋にいた男と出合う。その男とは、鬼塚のホームページの掲示板で自分のお座敷遊びを自慢して荒らしていた男、内藤だった。鬼塚は内藤への対抗心を持つが、有名プロ野球選手である内藤の財力にはかなわない。鬼塚は悔しくてめちゃくちゃ燃えながらも、お座敷遊びを繰り返し、名の知れた常連さんとなるのだった。
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そして、鬼塚のアイディアで、カップ麺会社はプロ野球の球団「オイデヤース」を持つことになり、鬼塚は内藤への対抗心から自ら選手となり、なぜかプロ野球で大活躍をする。
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一方、鬼塚が東京に残してきた元彼女のフジ子は、鬼塚のことが忘れられなく、密かに京都にやってきた。自ら舞妓になろうと、付き人をしながら舞妓の学校に通い、遂には駒富士の名前の舞妓としてデビューするのだった。
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そして、遂に、駒富士は鬼塚とお座敷で再会するのが、鬼塚はそれがフジ子だとは気がつかない。そして・・・。
 
 
つまんねぇよぉ〜。一切笑えないコメディだ。ストーリーが暴走しっぱなしで疲れるんだもの。鬼塚がプロ野球選手になるあたりから、ますますその暴走度が加速しちゃって、アホらしくて見ていられなくなる。特に、鬼塚の大声を出してのひとりだけノリノリのオーバーな演技が非常に鬱陶しいのだ。この映画の監督は、そんな演技で笑いが取れるとでも思っているのだろうか? 途中で、意味もなくミュージカルになったりして、もう散漫すぎて耐えられないから、そのシーンは早送りして飛ばしちゃったもの。結局は意味のないストーリーが見苦しい暴走をするだけで、そのまんま無意味な結末で終わっている。こんなストーリーにいったい何の意味があるってんだぁ? こんなくだらない映画を作っているから、いつまでたっても邦画って認められないんだぞ。こんなクソ映画を作った日本テレビ、それと、協賛・協力としてエンドロールに表示されている数多くの企業を私は軽蔑する。恥を知れ。
 
ちなみに、この映画には故・植木等がチョイ役で出ている。この映画が彼の出演した最後の映画だったらしく、エンドロールの最後に、彼に向けた謝辞が表示されている。彼は一時代を築いた偉大な芸能人だったのに、こんなクソ映画が最後の出演になってしまったのが残念でならない。
故人の冥福を祈る。合掌。
 
 
邦画「舞妓Haaaan!!」
http://www.maikohaaaan.com/index.html
 
 

 
 

 

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