映画嫌い (223)
2008年1月15日本日のクズ映画は2007年の米国映画「P2」だ。原題も同じく「P2」である。ビルの地下2階の駐車場ってな意味だな。
クリスマス・イブの夜のニューヨーク。遅くまで残業していたアンジェラは、家族との食事の約束があるので帰ろうと会社を出て、自分の車を置いてある同ビルの地下2階の駐車場に向かう。その時、アンジェラは警備員のトムに襲われて、駐車場の隅にある警備員室に監禁されてしまうのだった。アンジェラは鎖でつながれて脱走できない状況になる。そして、トムはささやかなクリスマスのディナーをアンジェラに出すのだった。
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スキを見つけてアンジェラは逃げ出すものの、地下4階まである駐車場のドアはすべてロックされて外には出られない。携帯電話の電波も届かなくて外とは連絡がとれない。クリスマス・イブで他に誰もいないビル。閉鎖された駐車場の中をアンジェラは逃げるが、トムが執拗に追いかけてくる。そして・・・。
あまりにもバカバカしいぞ。なぜにトムがアンジェラを監禁したのか理由がさっぱり見えてこない。単に頭のいかれた奴が警備員をやっていただけじゃん。そんな頭のいかれた奴のバカな行動を見せられても何の意味もない。結末だって容易に推測がつく。アンジェラの逆襲でトムは残酷な死に方をして、アンジェラは助かる、そ〜いう結末しかないだろ。見ていたら、盛り上がりもなく、何のヒネリもドンデン返しもなく、本当にそれだけで終わっているんだもの、バカバカしいよなぁ。
以前にここに書いたバカ映画「ハイ・テンション」を制作していたアレクサンドル・アジャが、この映画の制作・脚本・脚色をやっている。タイトルに逆行するようなあのテンションが下がりまくる映画も酷かったけれど、この映画もめちゃくちゃ酷いねえ。ホラーにもサスペンスにもなっていないし、ろくにストーリーもないんだもの。
そんなくだらない映画なのに、今年(2008年)の3月の後半から、この映画は日本でも劇場公開させるらしい。こんなクズ映画は絶対に見に行くなよ。主演のアンジェラ役のレイチェル・ニコルズ(Rachel Nichols)もさっぱり魅力的に見えないしな。
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映画「P2」
http://www.p2themovie.com/
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