映画嫌い (254)
2008年4月2日本日のクソ映画は2007年の米国映画「ハンティング・パーティ (The Hunting Party)」だ。戦場ジャーナリストたちの体験した事実を元にした映画らしい。来月あたりから日本でも劇場公開される予定があるそうだ。
ダックは米国の大手テレビ局のカメラマンだ。2000年、ダックは5年ぶりにかつて戦場となっていたサラエボを訪れた。ボスニア戦争終結5周年の記念式典を報道する目的だ。そんな時、ダックの前に、元・相棒のサイモンが現われる。サイモンは戦場からの命がけのリポートで有名になっていた男だが、ボスニアからブチ切れの中継をしたのが原因でクビになり、それ以来、消息知れずだったのだ。
サイモンはダックに「逃亡している大物戦犯の居場所を突き止めたのでインタビューを取りに行こう」と誘う。そして、サイモンとダック、そして新米のプロデューサーのベンの3人は、デンジャラスな旅に出た・・・。
ボスニア戦争の終結の影を暴露するような内容な映画であるが、ちっともこれが楽しめないのである。時々出てくるお笑いシーンが邪魔であるし、なんだかストーリーができすぎってな感じがして、これのいったいどこまでがホントの事なんだぁ?という首をかしげて見てしまうのだ。映画が終わる頃には首が痛くなってくるぞ。エンドロールで、どこまでが実話なのか明かされていて、映画の結末は実話ではないことも暴露されてはいるんだけど、それが実話じゃないにしろ、紛争の原因となった民族対立の問題を容認しちゃうかのような表現になっていて、それには大いに疑問だな。ヘンテコなポップ感も出しているのも好きにはなれない。ってなことで、私はこの映画には拒絶感でいっぱいになった。
ちなみに、サイモンを演じているのはリチャード・ギアである。
映画「ハンティング・パーティ」
http://www.huntingparty.jp/index.html
http://www.imdb.com/title/tt0455782/
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