映画嫌い (265)
2008年4月23日本日のクズ映画は2008年の米国映画「88ミニッツ (88 Minutes)」だ。全然おもしろくないぞ。この映画は今年の3月に日本でも劇場公開されていたようだ。
舞台は米国のシアトル。主人公は犯罪分析医であり大学の教授であるジャック・グラムだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/88Minutes1.jpg
彼はFBIに協力して犯罪分析医として活躍していた。彼の証言により連続猟奇殺人容疑者・フォスターが死刑の判決を受け、死刑執行の日が近づいていた。
そんな時、フォスターの殺人事件に酷似した連続殺人事件が発生し、ジャックの知人が被害者となる。フォスター無罪の可能性も浮かび上がってしまった。そして何者かがジャックに脅迫電話をかけてきた。「お前の命はあと88分だ」と言う。
事件の真相とは・・・?
結末は予想していた通りで、何もサプライズがない。見せ方がヘタなんだよ。フォスターが無罪かのように見せたり、真犯人がジャックのように見せたり、学生やスタッフの中に怪しい人物がいるかのように見せているのも無意味で、何らサスペンス度を上げるのに有効となっていないのだ。ジャックのプロの犯罪分析医としての明解なる犯罪分析をも見せてくれていないのも凄く物足りない。それに、ジャックを演じているアル・パチーノのしわがれ声が聴いていて不快だな。この人の声を聴いていると、なんだか自分の喉にポリープでもできてしまったかよのうに感じてしまうんだもの。
それにしてもへんなのがこのシーン。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/88Minutes2.jpg
天井からロープで逆さ吊りにされている人質を、犯人(女)は軽々とロープを操作して上げたり下げたりしているのだ。それなのに、この人質を助けるシーンでは、ジャックとFBI捜査官の大の男がふたりでロープを力まかせに引っ張っている。犯人(女)はそんなに怪力だったのか?
映画「88ミニッツ」
http://www.nikkatsu.com/88minutes/
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