映画嫌い (268)
2008年4月26日本日のクズ映画は2007年の米国映画「燃えよ!ピンポン (Balls of Fury)」である。日本でも劇場公開済みのようだ。ドジな主人公と個性的な脇役が登場するベタな暴走型ナンセンス・コメディである。
1988年、12才の全米卓球チャンピオン、ランディ・デイトナは全米の期待を背負ってソウル・オリンピックに出場したが、ドイツ人との対戦に破れ、「アメリカの恥」と激しくバッシングされてしまった。
それから19年後、ランディはキャバレーのステージで、大道芸風の卓球ショーを見せて稼いでいた。その楽屋にFBIのロドリゲス捜査官がやってきて、ランディにFBIへの協力を要請する。卓球賭博を行なっている中国系組織のボス、フェンを逮捕するのがFBIの目的だ。ランディがフェンから卓球でスカウトされて組織に潜入する作戦だ。
ところが卓球の試合からしばらく遠ざかっていたランディには、フェンにスカウトされるだけの力量がなかった。そこで街の中華街にいる盲目の老師・ウォンとその姪のマギーから卓球の東洋的特訓を受ける。そして、ランディはドラゴンと呼ばれている卓球少女を破り、フェンからの招待を受ける事に成功するのだった。フェンの組織の卓球大会に潜入したランディは・・・?
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コメディのくせに、笑える部分が何ひとつなし。最低!
映画「燃えよ!ピンポン」
http://www.moe-pin.com/
ちなみに、ドイツ人の卓球選手の役で出演している男が、この映画のプロデューサーであり脚本を書いているトーマス・レノンだ。
チョイ役でちょっとした俳優が出ていた。
卓球男の中のひとりはジェイソン・スコット・リーだな。
ランディ・デイトナの父親の役は「ターミネーター2」の液体金属サイボーグ男でお馴染みのロバート・パトリックだ。
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フェンのアジトのトイレ担当の給仕の男として、10秒だけ、マシ・オカが登場していた。
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米国の人気テレビ・ドラマ「ヒーローズ」で日本人・ヒロ・ナカムラを演じて、「ヤッター!」のセリフでお馴染みになった日本人である。
「ヒーローズ」のDVD全11枚、私も見終えたんだけど、あれ、ぜんぜん面白くなかったよぉ。ヒロ・ナカムラの相棒の役として登場しているアンドウ君の日本語の発音がメチャクチャで疲れた。アンドウ君を演じている役者(名前は James Kyson Lee だったかな?)は韓国系らしいね。どうりで濁音やハ行の発音がおかしいんだ。最近では米国の「シャッター」っていう心霊写真ホラー映画にも日本人の役で登場して、またまたヘンテコな発音の日本語を喋っていたよなぁ。
ヒロ・ナカムラの父親の役で登場していたのは、かつて「スター・トレック」で「ミスター・カトウ (オリジナルのテレビ版での役名は カトウではなく Hikaru Sulu だ。カトウは原作本の中でのエンタープライズ号の日本人航海士の名前)」の役でレギュラー出演していたジョージ・タケイだった。この人の日本語も発音がヘンテコだよなぁ。
「燃えよ!ピンポン」にはジョージ・タケイは出演していないが、セリフの中にはジョージ・タケイの名前が出てくる。
ジョージ・タケイ
http://www.imdb.com/name/nm0001786/
マシ・オカ
http://www.imdb.com/name/nm1199811/
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