映画嫌い (276)

2008年5月7日
 
本日のクソ映画は「アイ・アム・レジェンド 特別版 (I am Legend - Special Features)」、通称「衝撃の別エンディング版」である。2枚組のDVDとして売られているやつのオマケとして、メイキング・シーンと一緒に収録されているやつだ。いくらオマケでもこれは酷いぞ。これのいったいどこが「衝撃の」なんだ?と思っちゃう、めちゃくちゃバカな内容なのだ。
 
劇場公開されていた「アイ・アム・レジェンド」については以前にここに書いたので、そっちのストーリーは改めてここで書かない。
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くだらない映画だったから、あまり私の記憶には残っていないのだ。だから、劇場公開版との細かなシーンの違いは私にはわからない。決定的に違うのが結末で、それに向けて、途中のストーリーの一部も違っていた。
 
途中でどのように違うかと言うと、劇場公開版では、主人公のロバート・ネビル中佐が自宅地下の実験室で治療薬の人体実験を行なったところ、その実験が失敗で、女性の感染者が死んじゃっていたけれど、特別版のほうでは死なずに、若干の薬の効果が現われて、そのまま生きているのだ。
 
そして、自宅が感染者たちから襲撃されるラストシーンとなる。地下の実験室にロバート・ネビル中佐、生存者である女性と子供(名前を忘れちゃった)の計3人が逃げ込んだけれど、ドアを破って感染者たちが実験室にまで突入してくる。これは劇場公開版でも特別版でも同じだ。
 
劇場公開版では感染者のリーダー的な男が体当たりしてきて、結局はネビル中佐は死亡。生存者の女性と子供の2人はすきを見て逃げ出し、免疫を持っていたネビル中佐の血液サンプルを持って旅をして、生存者の集まっている砦にたどり着く。それで終わりだった。
 
一方、特別版では、地下の実験室に突入してきた感染者たちにネビル中佐が人体実験中の女性感染者の姿を見せるのだ。そしてネビル中佐は治療の可能性がある事を感染者たちにに向かって主張する。すると、感染者のリーダー的な男の合図で感染者たちの攻撃が一斉におさまる。リーダーは治りかけているその女性感染者をお姫さまダッコして、感染者たちは静かにその場を去るのだった。そして、3人は車に乗ってニュー・ヨークから出て、それでおしまい。
 
劇場公開版もくだらなかったけれど、特別版はそれ以上にくだらないねぇ。さすが、ボツになったバージョンである。こんな恥ずかしい映画は劇場公開できないだろう。攻撃的で、知性がなく本能だけで生きているかのように見せていた感染者たちが、特別版の最後ではなんでああなっちゃうわけ? あれだけニュー・ヨークにいる事にこだわりを持っていたネビル中佐がなんでニュー・ヨークを出るわけ?
ってなことで、劇場公開版は見る価値のないクズ映画だったけれど、特別版はそれ以上に酷い、もぅ、ど〜しょ〜もないイカレた映画なのだ。こんなの絶対に見るんじゃないよ。
 
 

 
 

 
 
 

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