映画嫌い (277)

2008年5月23日
 
本日のクソ映画は2007年の米国映画「奇跡のシンフォニー (August Rush)」だ。日本では来月の21日から劇場公開されるらしい。ってことで、今後、この映画を見る予定の人は以下を読まないこと。
 
天才的な音楽の素質を持った少年、エヴァンが主人公である。エヴァンは両親の顔を知らず、施設で育っていた。エヴァンは自分の心の中に聞こえてくるメロディが、まだ見ぬ両親とつながっていると信じているのだった。
ある夜、エヴァンは不思議な音に誘われて施設を抜け出し、そして、ニューヨークのマンハッタンに辿り着いた。街角でライブ・パフォーマンスをやっている子供たちの元締めとエヴァンは出会い、元締めはエヴァンの音楽の才能を見抜くのだった。エヴァンは街角でギター演奏を始めた。両親へ思いが届くようにと。そして・・・。
 
 
バカバカしいぞ。ありえない。ホラ吹き男爵のホラ話の域を出ていない。絵本の原作として出版社に持ち込んだもののボツにされて出版に至らなかったトホホな三流おとぎ話ってなストーリーだ。親子の絆をそんな「奇跡」と「音楽」で演出してもしょうがないだろ。あまりにも現実味がないものだから、「奇跡」じゃなくて、それは創作された「嘘話」でしかないとつくづく感じてしまうのだ。ストーリーに矛盾点も多いしなぁ。そんなチープな「嘘話」に感動できるはずもなく、シラケっぱなしで映画はフェイド・アウトしちゃっている。「音楽」をそんなに美化するなよなぁ。
私は昨年にこの映画を見て、ホント、映画ってくだらないカルチャーだねぇ・・・と再認識。この映画を見た後、私は映画ってものを全く見る気になれなくて、2ヶ月間、映画を1本も見なかったんだもの。
 
「元締め」の役を演じているのが、あのロビン・ウィリアムズである。この人の出ている映画だから、毎度毎度のあの種の映画だと臭いでわかっちゃうよねぇ。まさにその通りだったわけだ。
 
 
映画「奇跡のシンフォニー」
http://www.kiseki-symphony.com/
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id329926/
 
 

 
 

 
 
 

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