映画嫌い (289)

2008年7月23日
 
本日のクソ映画は2008年の米国映画「ハプニング (The Happening)」だ。「シックス・センス」で有名になったM.ナイト・シャマラン監督の新作ってことで話題になっている映画なんだけど、この監督の映画って、「シックス・センス」以外はトンデモないほどくだらないんだよなぁ。「ヴィレッジ」とか「サイン」とかね。今回もその手のくだらない作風の映画なんだろうなぁと思いながら、見ていたら、案の定、めちゃくちゃくだらない。この映画もそろそろ日本で劇場公開だったっけ? 今後、この映画を見る予定の人は、以下を読むべからず。
 
ある日の朝、突然とニューヨーク市内で大量の自殺者が出る。なぜに急に人々が自殺しちゃうのがわからない状況の中、何らかの生物兵器を使ったテロ攻撃があって、その生物兵器の作用により神経をやられて自殺してしまうのではないかという噂が流れるのだった。アメリカの東海岸で、自殺者多発地域が次々に拡大していく。
主人公は教師のエリオットだ。彼は妻のアロマ、そして友人(勤務している学校での同僚)の娘であるジェシカの2人を連れて、安全な地へ逃げようとする。その途中で、エリオットらのまわりの人間も次々と不可解な自殺をしてしまい、どうやらそれは植物の出している未知の毒素が原因じゃないのか?という推測を得るようになるのだった。エリオットは、更には、人間が集まっている所にだけその毒素がやってきて作用するのではないか?という推測もして、少人数のグループに別れて逃避すると大丈夫だと主張し、3人は徒歩で丘を越えて、誰もいない田舎町を逃げる。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/TheHappening.jpg
謎のこの現象の真相とは?
3人の逃亡劇の結末とは?
 
いゃぁ〜、ストーリーが全然膨らんでいないなぁ。ストーリーに矛盾も多いなぁ。結末もくだらないよなぁ。つかみどころがないんだよなぁ。エリオットとアロマの間の夫婦関係にちょっとした溝があって、この逃亡劇を通して夫婦関係が修復しちゃうという、ど〜でもいいような事をストーリーに絡めちゃっているのがイヤだなぁ。植物の出す「陸上版の赤潮」ってな毒素の作用ってナンセンスであるし、それが人間の団体にだけ作用するってのもアホらしい。現象が1日だけでおさまったことになっちゃって、ラストで急に三ヶ月後のシーンに飛んじゃうのもトホホだ。現象がおさまったかのように見せておいて、ラストシーンでまた現象が発生しちゃって、そこでストーリーがブッツリと終わっているのもアホらしい。作り方が幼稚なんだよ、この映画。
ってな事で、今後にこの映画を見ようと思っている人は、絶対に見るのはやめような。時間と金の無駄だぞ。あぁ、ホント、くだらない・・・。
 
 
映画「ハプニング」
http://movies.foxjapan.com/happening/



 
主演の男、どこかで見た事があるなぁ・・・と思いながら見ていて、しばらくして気がついた。この男、2001年の「猿の惑星 (ティム・バートン版)」、昨年の「ザ・シューター 極大射程」でも主演していたねぇ。
http://www.imdb.com/name/nm0000242/
奥さん役の人は「テラビシアに架ける橋」に出ていた人だね。
 

 
 

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