映画嫌い (293)

2008年8月10日
 
本日のデス映画は2008年の米国映画「ダークナイト (The Dark Knight)」だ。バットマン映画だ。この映画は先日から日本でもで劇場公開されるようである。
 
あまりにもくだらない映画だから、ストーリーは略。退屈で、つまらなくて、居眠りしちゃった。しばらく眠って、目がさめてもまだ映画が続いていたんだもの、長い映画なんだねぇ。本編が2時間25分ぐらいあるな。
犯罪都市・ゴッサムでのバットマン対ジョーカーってのが基本で、それにゴッサムの浄化を狙う警察や検事などの人間が絡んできたり、当局の中に裏切者がいたり、復讐劇があったり・・・で、ストーリーが未整理かつ詰め込みすぎてゴチャゴチャなのだ。バットマンをはじめ、どの登場人物にも魅力がなくて、薄くてダラダラだな。ジョーカーにしても、ぜんぜん「悪」としての重みもなければ、知能犯としてのインテリジェンスもなく、なぜに強いのかも不明な、単なるしゃべりすぎオヤジなのである。そんな状況でストーリーが地味にたんたんと進むものだから、ストーリーを追って見ているのがどうでもいいように思えてきて、その結果、睡眠導入映画と化しているのである。果てしなくデスな映画だな。こんなクソ映画は見る価値がないから、絶対に見るんじゃないよ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/thedarkknight.jpg
 
映画「ダークナイト」
http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/
 
 

 
私は以前にバットマンのシリーズの映画は1度だけ見たことがあるんだけれど、あの時も途中で眠ってしまったものなぁ。シリーズの中のどの映画だったのか忘れてしまった。1990年3月、成田空港からモスクワ経由でロンドンに行く全日空の便に乗ったら、その飛行機がシベリア上空を飛ぶ中、機内でその映画が上映されたのである。暗くて地味で、つかみどころのない映画だったから、いつのまにか眠ってしまった。ストーリーには全く記憶がない。日本語吹替えの音声でのバットマンの声優は広川太一郎だったという記憶くらいしか残っていない。目がさめて、飛行機の窓から果てしなく続いているシベリアの大地を見ていると、オビ川が見えた。なぜにオビ川だとわかったかと言うと、スチュワーデスさんが私だけに教えてくれたのだ。
トランジットでモスクワの空港に降りて、1時間ほどの時間があったから、空港の売店で時間をつぶしていると、白いトレーナーで、胸のところに大きく赤い文字で「CCCP」と書いてあるやつを発見。「CCCP」とはロシア語で表記した「USSR」の意味だ。当時、ソ連が崩壊して数カ月である。今後、このようなトレーナーもなくなっちゃうんだろうなぁ・・・と思い、衝動買いしちゃった。やけにガサガサしている生地で、日本や米国ではありえないような安っぽい手触りなのがイキだった。その売店のレジの担当の人は、オバちゃんと言うよりは、オバアちゃんってな感じの白髪で激ヤセの女性で、日本語がペラペラ。広島なのか徳島なのか知らないが、そんな感じの方言の日本語でおしゃべりしまくりで、日本人相手に商品を売っているのだ。私はそのトレーナーを買おうとすると、「ドルも円も使えるけん」と言うので、「日本の円ではいくら?」と質問すると、「730円」と言う。ポケットから千円札を出したら、お釣りに300円くれた。「10円硬貨が足りないからオマケよん」と言ってオバアちゃんは私にウィンクするのである。
そのトレーナー、日本に帰国してから一度だけ着て、一度洗濯しただけでゴワゴワになっちゃった。首のところが伸びて再起不能状態に。さすが旧・ソ連製だなぁ。その後しばらく、あのトレーナーはパジャマとして使っていたが、黄ばんできたので捨てた。赤い「CCCP」の文字も色落ちして、それが白い生地ににじんで、かなり情けない状態になっていたのだ。ソ連製、恐るべし!
・・・と、そ〜いう想い出が「バットマン」に関連して私の頭の中に残っているのだ。
 

 
 

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