映画嫌い (294)

2008年8月11日
 
本日のデス映画は2008年の米国映画「ウォンテッド (Wanted)」だ。この映画は来月に日本でもで劇場公開されるようである。今後、この映画を見る予定がある人は、以下を読んではいけない。
 
謎の暗殺集団「フラタニティ(義勇会)」の重鎮の暗殺者が殺された。殺したのはフラタニティを裏切った男、クロスだ。
主人公はウェズレー・ギブソン。彼は平凡なサラリーマンで経理の仕事をしている。冴えない自分の人生、むかつく上司に悩む日々だ。彼の父は、彼が生まれたその日に失踪したままで、行方不明になっていたのだった。
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ある時、ウェズレーがドラッグストアーで買い物をしている時、フラタニティの女性暗殺者・フォックスが彼に声をかけてきた。
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「私はあなたの父を知っているわ。昨日、あなたの父は殺されたのよ。最高の殺し屋だった。あなたの父を殺した奴が、今、あなたの後ろにいる。」
と言う。その瞬間、ドラッグストアーの陳列品の影にいたクロスとフォックスの銃撃戦が始まる。ウェズレーは何が何なのかさっぱりわからない。フォックスはウェズレーを車の助手席に乗せてその場から逃げるが、クロスは執拗に車で追跡してくる。(ここでカーチェイス・シーン)
フォックスとウェズレーはその場から逃れ、クロスの姿は消えた。

翌日、ウェズレーが自分の部屋に戻ってみると、そこにはフラタニティのメンバーたちがいた。リーダーはスローンという男だ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/wanted3.jpg
ウェズレーの父親はフラタニティのメンバーで、特殊能力を持った一流の暗殺者だったが、組織を裏切ったクロスによって殺された・・・とスローンは事情を説明する。父の特殊能力とは、「心拍過剰で血流増大し、異常なほどの反応速度を発揮する」というものだ。その体質がウェズレーに遺伝しているので、父の後を継いで組織に入り、父の仇を打つようにと、スローンはウェズレーを誘う。そんな能力に気がついていないウェズレーだが、自分の人生を変えたいという思いから、組織に入ることを決心する。

さっそく、スパルタ式の暗殺者養成教育が始まる。そして、暗殺者に成長したウェズレーにスローンからの暗殺指示が下り、フォックスとウェズレーは着実にそれを実行していく。遂には、クロスを暗殺する指示がウェズレーに下るのだった。

ウェズレーは列車の中にクロスを追い詰める。(ここで列車アクション・シーン) 列車が脱線して谷底に落ちそうになると、クロスはウェズレーを助けようとするが、それでもウェズレーはクロスを撃つ。そして、瀕死のクロスは衝撃の事実をウェズレーに伝えるのだった。クロスこそウェズレーの本当の父親で、スローンの悪事を知ったクロスは組織の壊滅をさせようとしていたと。スローンはウェズレーを騙して暗殺者に仕立て上げ、そしてウェズレーにクロスの暗殺の指示をしたのは、クロスにとって実の息子であるウェズレーは、クロスが唯一、手加減する相手だったからだ。そして、クロスは死んでしまう。
ウェズレーはフラタニティへの復讐心に燃える。そして・・・。
 
 
ウェズレーがプロの暗殺者に育つまでの試練を描いた映画だと思って見ていたところ、実の父がクロスで、フラタニティに騙されていたというサプライズを仕掛けていたんだね。そのストーリーはまあまあよくできていると思う。
しかし、銃撃やアクション・シーンが「ありえねぇ〜!」ってなくらいデキスギ君なのだ。それがリアル感がない原因になっていて、滑稽ですらある。撃った銃の弾丸がカーブして当たったり、円を描いて飛んで行くってのは力学的には絶対にありえないぞ。あぁ、バカバカしい。
 
 
映画「ウォンテッド」
http://eiga.com/movie/53560
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD12870/index.html
 
 

 
 

 
 

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