映画嫌い (302)

2008年8月26日
 
本日のクソ映画は2008年の米国映画「アウェイク (Awake)」である。日本での劇場公開は今のとろこは未定のようだ。
 
主人公のクレイは青年実業家。母の反対を押し切ってサムと結婚した新婚さんだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Awake1.jpg
そんな彼は心臓移植手術を受けなければならないほど心臓が悪かった。主治医は親友でもあるジャックだ。ドナーが見つかったので彼は移植手術を受けることに。
手術室で麻酔をかけられ、移植手術が始まったのだが、なぜかクレイの意識ははっきりしていた。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Awake2.jpg
麻酔のために手足など体の一切は動けないし、胸を切開されても痛みがないのだが、意識は目覚めていたのだ。手術中の医師たちの世間話しをする声がはっきり聞こえる。その会話の内容から、医師たちはクレイを殺そうと企んでいることがわかった。移植する心臓に薬物が注射されて使い物にならなくされてしまい、すでに彼の体からは心臓が除去されて、機械的に人工心肺が彼に血液を送っている状態だ。クレイは麻酔の作用で体を動かすことも、何の反応を示すこともできない。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Awake3.jpg
何の目的でクレイは殺されなきゃならないのか? どうなるクレイ?
 
 
う〜ん、引っ張るねぇ、安っぽいねぇ。実質的には20分弱のショート・フィルム部門で作られるような短編のストーリーなんだけれど、ほとんどストーリーとは関係のないクレイの幼少時の事とか、サムとの出会いやデート、母との確執のようなものを見せて、見苦しいほど思いっきり引っ張っているのだ。そして本編が80分弱の映画になっちゃってやんの。だから、中身が薄い薄い。クレイを殺そうとしている動機や黒幕もバカバカしいし、クレイが助かったその手法も「ありえねぇ!」ってな感じで脱力なストーリーだな。サムや母のシーンはストーリー上、すべてをカットすることはできないだろうが、これじゃ無駄なシーンのありすぎだ。手術中のクレイが「生き霊」のようになってあちこちに登場するのも見せ方がヘタだぞ。
クレイを演じているのは、映画「ジャンパー」や「スター・ウォーズ」で主演していたハイデン・クリステンセンで、サムの役はジェシカ・アルバだね。そ〜いう役者たちをうまく使いきれていないような気がするのは私だけであるまい。
ってことで、この映画も無視しような。
 
 
映画「アウェイク」
http://www.awakethemovie.com/
 
 

 
 

 
 

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