映画嫌い (306)
2008年9月4日本日のクソ映画は2008年の米国映画「幸せの1ページ (Nim’s Island)」である。この映画は日本では今週の週末から劇場公開される予定があるようだ。
人気冒険小説家のアレクサンドラ。彼女は潔癖性で引きこもりだ。無人島に住んでいる海洋生物学者のジャックをネットで知り、メールで連絡を取り合った。ところが、ジャックは娘のニムを無人島の家にひとり残し、行方不明になってしまったのだ。ジャックは船で調査に出発し、嵐で遭難してしまったようだ。ニムはメールを送ってきたアレクサンドラを、彼女が小説の中に書いているヒーローのアレックスだと勘違いして助けを求める。ニムが幼い娘であると知ったアレクサンドラは、決心をして島に向かうのだが・・・。
アレクサンドラを演じているのがジョディ・フォスターで、彼女がコミカルな役に挑戦ってことで米国では話題になっていた。しかし、実際に見てみたところ、大してコミカルでもなくて面白くない。結局はハートウォーミングな結末へと誘導する子供向けのベタな映画なのだ。こんなのをオトナが見てもしょうがないぞ。引きこもりのアレクサンドラが都会から必死になって無人島に向かう姿は、強引にコミカルにしちゃって見苦しいし、無人島でひとりで奮闘しているニムの姿をそれと交互に見せているんだけど、そのような見せ方もありきたりすぎて面白くないな。原題の「ニムの島」ってのを「幸せの1ページ」という邦題にしちゃうセンスにも呆れてしまう。
ってなことで、こんな映画はパスしよう。
映画「幸せの1ページ」
http://shiawase1.jp/
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