映画嫌い (317)

2008年10月2日 映画
 
本日のクソ映画は2004年の米国映画「終わりで始まりの4日間 (Garden State)」である。日本での劇場公開はなく、DVDが出ているようだ。
 
主人公は25歳のアンドリュー・ラージマン。彼はロスで売れない俳優をやりながら、バイトでベトナム料理店のウェイターをやっている。彼の元に母が死去したとの連絡があり、葬儀の為に彼は実家のあるニュージャージー州の故郷の街に4日間だけ帰るのであった。9年振りの故郷では、かつてのヘンテコな同級生との再会があり、サムという名前のヘンテコな女性との出会いがあり、そして・・・。
 
うわぁ、なんなんだこれ?ってな具合のしょうもない映画なのだ。ろくなストーリーなんかありゃしない。アンドリューとまわりの変人たちとの交流の様子を脈絡もなく坦々と羅列しているだけだ。いくつかの一発ギャグを交えているがコメディ映画にはなっておらず、時々出てくるシュールな表現も全て空振りに終わっている。そして、最後にはラブ・ストーリーと化して終わっちゃっているという、ど~しょうもない映画だ。笑いもなければ、感動も何もない。こんなクソ映画には存在価値なんかないぞ。
この映画の原作を書き、監督もして、更には主演もしているのがザック・ブラフという男である。自分ひとりでやっちゃって、自分の殻の中に閉じこもり、自分が作っている映画を客観的に見る能力や機会を失ってしまった結果、こんなクソ映画に仕上がっちゃったんだろうなぁ。映画でも音楽でも、そのような事って往々にしてあるんだよ。それにしても、このデキソコナイの邦題、なんなんだよ? 原題の「Garden State」ってのは、ニュージャージー州のことを指す愛称である。ザック・ブラフ自身もニュージャージー州の出身のようで、そのような殻の中でまわりが見えなくなっちゃったんだろうね。
 
ちなみに、アンドリューと恋仲になるサムを演じているのは、あのナタリー・ポートマンである。今まで彼女が演じてきていたキャラとはちょっとだけ違うねぇ。最近、この人、節操もなくいろんな映画に出まくっているんだけど、借金か何かを抱えているのかなぁ?と心配になっちゃうのは私だけであるまい。今月の後半に日本で劇場公開される「ブーリン家の姉妹」にも出ているよねぇ。
 
 
映画「終わりで始まりの4日間」
http://www.foxstore.com/detail.php?item=1341
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=324016
 
 

 
 

 
 

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