映画嫌い (319)
2008年10月5日 映画本日のクソ映画は2004年の邦画「感染」である。
経営危機で破綻寸前の総合病院。投薬ミスのために1人の入院患者が死んでしまった。秋葉医師(佐藤浩市)、魚住医師(高嶋政伸)、塩崎婦長(南果歩)の3人はそれを隠蔽しようとする。そんな時に、救急車で病人が運ばれてきた。その患者は体が緑色になって溶けてきたのだった。未知の感染症だ。赤井医師(佐野史郎)はその病気を研究して名を上げようと、秋葉医師と魚住医師への協力を求めるが、院内で看護士や医師に次々と感染が広がる。感染すると、幻覚と意識障害が起こり、塩崎婦長も魚住医師も奇怪な行動の後に死んでしまう。秋葉医師にも幻覚があらわれて・・・。
ショボいストーリーだ。医療体制としてもありえないし、医学としてもありえない、そ~いう非現実的な内容を映画にしちゃったという、ど~しょうもない映画だな。救急車で患者を運んできた救急隊が、病院が受け入れを拒否しているのに、その場にそ~っと患者を放置して帰っちゃうとか、そ~いったバカをやっちゃっているんだもの、真面目にこの映画のストーリーを追って見ているのが馬鹿らしくなっちゃう。
最近の邦画は、そのほとんどがテレビ局が制作に関係していて、まるでチープな2時間ものテレビ・ドラマってな感じのど~しょうもない映画を作っちゃっているんだけど、これもそのパターンで、この映画にはTBSが関係している。TBSは、今やテレビ東京の下を行く、日本最低のキー局である。TBSが放送しているドラマなどの番組を見ていると、こんな映画を作ってしまうトンデモなさが想像に難くない。この映画の後も、TBSはホントしょ~もない映画ばかり制作しているわけで、それら一連のTBS系の映画の中で、この映画はトップ・クラスのバカ映画であると言えよう。TBSの上層部ならびにこの映画の関係者、あんたら、儲ける気があるんか? この映画の場合、出来上がってからダメだと気がついたという言い訳はきかんだろ。企画段階でダメであることは見抜けたはずだ。特にTBSや映画会社の上層部とかプロデューサーには、監督に資質や力量があるのか、脚本がしっかりしてるかといった事を事前にチェックする義務があっただろ。それを見抜けるだけの目がなかったのか、ろくにチェックもせずにGOサインを出してしまったのか知らないが、どちらにしても怠慢すぎるじゃないか。そうした失敗の責任を取ってもらわんことには、いつまでも同じ失敗を繰り返すことになる。現に、TBS系は同じ失敗を何度も繰り返しているではないか。だから、このようなしょうもない映画に対しては「クソ映画!」、「クソTBS!」と声を上げて批判し、責任を追求し、ボイコットを呼びかけて潰すしかない。ってことで、日本映画界の今後の発展の為に反省をうながす反面教師として、この映画と実写版「デビルマン」の2つを私は日本を代表するカス映画と認定して批判しているのである。
映画「感染」
http://www.amazon.co.jp/dp/B0007GP8HW
http://www.toho.co.jp/movienews/0410/01jhorror_sb.html
この映画にはナース役で星野真里ちゃんが出演しているのだが、使い方がヘタだねぇ。あんなのじゃ、星野真里ちゃんのファンも喜ばないだろうになぁ。
星野真里
http://www.universal-music.co.jp/universal/artist/hoshino_mari/index2.html
ここのサイトのバイオグラフィーからは映画「感染」のことがカットされちゃっているなぁ。(笑)
ちなみに、この映画に出演している高嶋政伸は、意外にもプログレ好きなのである。自身のCDではキング・クリムゾンの曲「スターレス」を歌っていたり、イエスのファン・クラブに入会していたりする。
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