映画嫌い (329)
2008年10月25日 映画本日のクソ映画は2008年の米国映画「センター・オブ・ジ・アース (Journey to the Center of the Earth)」である。これ、そろそろ日本でも劇場公開されるんじゃなかったかな?
ジュール・ベルヌの冒険小説「地底探検」(邦題を「地底旅行」にしている場合もあるようだ)をベースにしているが、全くの別ストーリーだ。
主人公のトレヴァーは地質学者。彼の兄のマックスも地質学者だったが、マックスは10年前に失踪していた。トレヴァーはマックスの残していった本に書かれていたメモ書きを見つけて、マックスの失踪の手がかりを得る。そして、マックスの息子の13歳のショーンを連れて、トレヴァーはアイスランドに向かう。現地の地質学者の娘で山岳ガイドでもあるハンナの案内で、トレヴァーとショーンはかつてマックスが設置していた地震計のある山に登る。すると、落雷に遭遇し、3人は非難した洞窟に閉じ込められてしまうのだった。出口を求めて洞窟の中へ3人は入っていく。地底には宝石、恐竜、湖、光る鳥、噴火しそうなマグマなどが・・・。
これ、子供向け映画だね。上っツラだけとりつくろっていて、ストーリーの中身が薄くて浅いんだもの。インテリジェンスを刺激するものが何もなかったなぁ。結局はマックスを見つけるわけでもなく、なんだかマックスの存在がうまくこのストーリーに絡んでいないように見えてしまうのは私だけであるまい。廃鉱の暴走トロッコのシーンは「インディ・ジョーンズ」のシーンのパクリに見えてくるし、恐竜のシーンは「ジュラシック・パーク」のパクリに見えてくしなぁ。CG合成や特撮がヘタだから、リアル感がなくて、ものすごく安っぽくなっちゃっているしなぁ。3D映画なのに、それほど立体感もなく、平面的なのも痛い。こ~いう映画はイヤだなぁ。
映画「センター・オブ・ジ・アース」
http://center.gyao.jp/
コメント