映画嫌い (348)

2008年12月6日 映画

本日のクソ映画は2006年の英国映画「大統領暗殺 (Death of a President)」である。

2007年10月19日、米国大統領のジョージ・W・ブッシュは演説のためにシカゴを訪問した。空港から会場のホテルまでの沿道は抗議団体で溢れかえり、大勢の警官隊が警備する中を大統領を乗せたリムジンが走る。そして、演説を終えて会場から出てきたブッシュが車に乗り込む瞬間、近くのビルから発射された銃弾がブッシュに命中する。ブッシュは病院へ運ばれ、メディアは一斉に臨時ニュースを放映する。ブッシュは病院で死去。すぐに警察とFBIは容疑者を探しに入るが・・・。

現職の米国大統領が狙撃されて死去しちゃう映画ってことで、ちょっとだけ話題にはなったものの、それは単に奇をてらっただけにしか見えず、ストーリーとしては全くのデキソコナイだ。もしも現在の米国で大統領が暗殺されたら・・・という仮想事態のシミュレーションとしては随分とお粗末で、酷いほどチープなストーリーに苦笑しちゃったもの。
警備を担当したシークレット・サービスや、大統領の演説の原稿を書いている補佐官ら側近のインタビューによる回想と証言のシーンを何度も交えて、まるでドキュメンタリー番組のように見せているのがダメだねぇ。それが逆にウソっぽく見えてしまっているんだもの。それに、仮想事態を坦々と見せるだけで、何を見せたい映画なのか、主張するものがないままに終わってしまっているのも痛いなぁ。あえて、何を言いたいのか?と考えてみると、「イスラム系だからといって暗殺者だと疑ってはいけない」・・・ってなどうしょうもない結論にしかなっていない。そ~いうトホホなクソ映画なのさ。

映画「大統領暗殺」
http://eiga.com/movie/34136
 
 

 
 

 
 

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