映画嫌い (351)

2008年12月16日 映画

本日のクソ映画は2007年の米国映画「ゾンビ・ストリッパーズ (Zombie Strippers!)」である。タイトルで想像ついちゃうけど、これまたどぉ~しょうもないクズ映画なんだよねぇ。ゾンビがストリップするのか、ストリッパーのお姉さんがゾンビになっちゃうのか、どちらなのか見る前は疑問だっだけど、どちらにしても、あまり見たくないシチュエィションである。実際に見てみたところ、そのバカバカしさは予想以下でも予想以上でもない、そ~いぅしょうもないクズ映画だった。
 
米国のジョージ・W・ブッシュ大統領、シュワルツェネガー副大統領の政策により、憲法改正が行なわれ、公の場で裸になる行為が禁止された。これにより、ストリップ・バーは違法となったのだった。また、対外政策として、米国は各国との戦争を始めた。イラク、アフガニスタン、シリア、イラン、レバノン、リビア、パキスタン、ベネズエラ、フランス、カナダ、アラスカ(おぃおぃ)・・・。それにより、兵士の不足が深刻な状況となり、解決策としてキモ・ウィルスが開発された。キモ・ウィルスには戦死した兵士の細胞組織を蘇生させる作用があり、死んでもソンビとなって作戦の実行をするという、ありがた~いウィルスだったのだ。以上がブラックな前置き。
ネブラスカ州の米軍の研究施設からキモ・ウィルスに感染したひとりの兵士が脱走した。地下溝を逃げる彼が辿り着いたのは、非合法に地下で営業しているストリップ・バーだった。ストリッパーのひとりがウィルスに感染してゾンビ化し、驚異的な血まみれゾンビ・ストリップ・ショーを行ない、客たちは興奮して拍手喝采(なぜなんだぁ?)。バック・ステージで客や他のストリッパーたちがゾンビ・ストリッパーに襲われて、辺り一面は血の海となり、次第にゾンビの数が増えていく。ステージの上ではゾンビとなったストリッパーたちが競って全裸ダンス。それは反目する女同士が張り合う意地の戦いと化す。ますます興奮してチップをステージに投げる観客たち。ゾンビのストリッパーがあまりにも客からウケるものだから、自ら進んでゾンビとなるストリッパーまでも。そこへ、脱走兵を追ってやってきた米軍の特殊部隊が登場し・・・。
 
ブラックでスプラッターな失笑映画である。これは「失笑」というものを始めから狙った不条理型コメディ映画だな。あまりにも下らないものだから、「失笑」はできるのだが、さっぱり「笑える」部分はない。全裸になっているオネエちゃんたちにもさっぱり魅力がなく、その上に醜悪なゾンビになっているわけで、その悪趣味さが虚しく見えてくる。ゾンビがストリップしているのを喜んで見ている客たちもみんなバカ。ストリップ・バーのオーナーも従業員もみんなバカで、特殊部隊もバカ。ゾンビ・ストリッパーがステージ上のポールを軸に高速回転して突風を吹かせ、股間に挿入したビリヤードのボールをバッティング・センターのピッチング・マシーンのようにポコ・ポコと放出して攻撃だぁ・・・。あぁ~、バカバカしぃ。オッパイ星人にもこの映画はオススメできないなぁ。
ゾンビになったストリッパーがマリリン・マンソン(Marilyn Manson)に見えてきたのは私だけであるまい。
 
映画「ゾンビ・ストリッパーズ」
http://www.zombiestrippers.jp/
マリリン・マンソン
http://www.marilynmanson.com/
 
 

 
 

 
 

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