映画嫌い (352)
2008年12月17日 映画
本日のクソ映画は2008年の米国映画「ミッドナイト・ミート・トレイン (The Midnight Meat Train)」である。前述の映画「ゾンビ・ストリッパーズ」にも似た臭いのする、不条理型スプラッター映画である。監督の名前がリュウヘイ・キタムラになっているんだけど、この人、北村龍平という日本人のようだ。
その街では、行方不明者が続出していた。
主人公は売れない写真家のレオンだ。レオンの被写体は都会の雑多な中の人間模様だ。彼は展覧会を主催している女性芸術家のスーザン・ホフに面会して写真を評価してもらうが、あまりウケは良くなかった。そこで、レオンはなんとかスーザン・ホフに認めてもらおうと、新たな写真を撮影する為にカメラを持って夜の街に出た。
その時にレオンは地下鉄駅から出てきた無表情で体格の良い男の姿を見つけ、その男を尾行して写真を取るのだった。そして、その男こそ、その街で発生している行方不明事件の犯人であることをレオンは知ることとなる。レオンは男の尾行を続け、男は食肉加工場で肉の解体の仕事を行なっている(英語で言うところの「ブッチャー」である)と突き止める。
男は深夜になると地下鉄に乗って、乗客が少なくなってきた時に、彼の商売道具の屠殺用の鈍器を振りかざして乗客を襲い、殺して解体処理を行なっていたのである。地下鉄の車内は血まみれになり、殺された客は全裸で吊り革の部分から逆さ吊りにされ、車内はまるで食肉加工場だ。男の職場の近くには、廃止になった地下鉄の路線の駅がある。隠れて写真撮影していたレオンは男に見つかってしまい・・・。
血まみれぐちゃぐちゃである。スプラッター度は高い方じゃないかな。
ブッチャー男にレオンが捕まってしまうのに、なんで彼だけ惨殺されずに、カメラを奪われるだけで済んだんだろうねぇ? そのようなご都合主義的な不条理のヘタレ・ストーリーには失笑すらできないのが痛いねぇ。当然、ブッチャー男の正体や目的が注目の的になってくるんだけど、最後に明らかになった正体と目的の幼稚な設定にはズッコケである。なんでそ~なっちゃうわけ?
ラストシーンでは、ブッチャー男の後を継いで、レオン自身が地下鉄の車内で屠殺する男になっちゃう・・・ってのも安っぽいなぁ。まるで、主人公の鬼形くん自身が配達人になってしまうマンガ「恐怖新聞」(作・つのだじろう)のラストみたいだと思うのは私だけであるまい。
ところで、スーザン・ホフの役を演じているのが、ブルック・シールズなのである。久々にこの名前を見たなぁ。顔を見たのも久しぶりだ。かつてロリコン野郎たちの女神様として崇拝されていた彼女も、今となっては、すっかりそのへんのオバチャンである。現在、43歳。ブルック・シールズのファンはこの映画での現在の彼女の姿を見て涙してくれ。映画「プリティ・ベイビー」や「青い珊瑚礁」に出ていた時とはまるで別人である。ブルック・シールズだと言われても、すぐには納得できないような顔立ちになっちゃっている。時の流れと言うものは残酷なものだねぇ。
映画「ミッドナイト・ミート・トレイン」
http://movie-k.com/midnight_meat_train.html
ブルック・シールズ
http://www.furuhonnya.net/products/recommendation/brookeshields/indwx.html
その街では、行方不明者が続出していた。
主人公は売れない写真家のレオンだ。レオンの被写体は都会の雑多な中の人間模様だ。彼は展覧会を主催している女性芸術家のスーザン・ホフに面会して写真を評価してもらうが、あまりウケは良くなかった。そこで、レオンはなんとかスーザン・ホフに認めてもらおうと、新たな写真を撮影する為にカメラを持って夜の街に出た。
その時にレオンは地下鉄駅から出てきた無表情で体格の良い男の姿を見つけ、その男を尾行して写真を取るのだった。そして、その男こそ、その街で発生している行方不明事件の犯人であることをレオンは知ることとなる。レオンは男の尾行を続け、男は食肉加工場で肉の解体の仕事を行なっている(英語で言うところの「ブッチャー」である)と突き止める。
男は深夜になると地下鉄に乗って、乗客が少なくなってきた時に、彼の商売道具の屠殺用の鈍器を振りかざして乗客を襲い、殺して解体処理を行なっていたのである。地下鉄の車内は血まみれになり、殺された客は全裸で吊り革の部分から逆さ吊りにされ、車内はまるで食肉加工場だ。男の職場の近くには、廃止になった地下鉄の路線の駅がある。隠れて写真撮影していたレオンは男に見つかってしまい・・・。
血まみれぐちゃぐちゃである。スプラッター度は高い方じゃないかな。
ブッチャー男にレオンが捕まってしまうのに、なんで彼だけ惨殺されずに、カメラを奪われるだけで済んだんだろうねぇ? そのようなご都合主義的な不条理のヘタレ・ストーリーには失笑すらできないのが痛いねぇ。当然、ブッチャー男の正体や目的が注目の的になってくるんだけど、最後に明らかになった正体と目的の幼稚な設定にはズッコケである。なんでそ~なっちゃうわけ?
ラストシーンでは、ブッチャー男の後を継いで、レオン自身が地下鉄の車内で屠殺する男になっちゃう・・・ってのも安っぽいなぁ。まるで、主人公の鬼形くん自身が配達人になってしまうマンガ「恐怖新聞」(作・つのだじろう)のラストみたいだと思うのは私だけであるまい。
ところで、スーザン・ホフの役を演じているのが、ブルック・シールズなのである。久々にこの名前を見たなぁ。顔を見たのも久しぶりだ。かつてロリコン野郎たちの女神様として崇拝されていた彼女も、今となっては、すっかりそのへんのオバチャンである。現在、43歳。ブルック・シールズのファンはこの映画での現在の彼女の姿を見て涙してくれ。映画「プリティ・ベイビー」や「青い珊瑚礁」に出ていた時とはまるで別人である。ブルック・シールズだと言われても、すぐには納得できないような顔立ちになっちゃっている。時の流れと言うものは残酷なものだねぇ。
映画「ミッドナイト・ミート・トレイン」
http://movie-k.com/midnight_meat_train.html
ブルック・シールズ
http://www.furuhonnya.net/products/recommendation/brookeshields/indwx.html
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