映画嫌い (354)

2008年12月21日 映画
本日のクソ映画は2007年の米国映画「アンダーカヴァー (We Own The Night)」である。この映画は、今週の週末から日本でも劇場公開されるようだ。
 
治安乱れる1988年のニューヨーク。主人公のボビーはナイト・クラブのマネージャーだ。彼は実家を飛び出して、母親の旧姓を名乗っているが、彼の父親は警察の署長、兄も優秀な警官で、それを隠してボビーは仕事をしていた。ボビーの勤務しているナイト・クラブでは、ロシアン・マフィア系の男・ニジンスキーが麻薬を売りさばいており、ニジンスキーはクラブのオーナーの甥だった。
ある夜、ボビーの兄が撃たれて重体になってしまう。兄はニジンスキーを逮捕しようと捜査していたのだ。ニジンスキーによる報復だ。ニジンスキーは更にボビーの父も殺そうとしている事をボビーは知る。ボビーの身元はニジンスキーに知られていないので、ボビーは警察に協力して潜入捜査を行なう事にした。そして、ボビーは麻薬精製現場への潜入に成功し、ニジンスキーは逮捕されるのであったが、ニジンスキーは留置所から逃亡し、ボビーはロシアン・マフィアから命を狙われることとなる。そして・・・。
 
ストーリーがジミすぎ。くだらない。古い。サプライズも伏線も何もない。こんなありがちなストーリーを見せられても面白くはない。ボビーが警官として採用されちゃうバカバカしさに、私はトリップ状態になっちゃった。ボビーに人間としての魅力が乏しいし、ニジンスキーに悪とての重みもないなぁ。親子、兄弟の微妙な人間関係の描写もヘタだねぇ。
 
邦題からしてバカだものなぁ。「アンダーカヴァー」だなんてインチキな邦題を付けるなよ。「アンダーカヴァー」ってのは「潜入捜査」ってな意味だけど、この映画、潜入捜査がメインの映画じゃないんだもの。潜入捜査をしているシーンはあるが、深入りせずに、心理戦やインテリジェンスもなく、すぐに警官たちが踏み込んで、あっさりとニジンスキーが逮捕されちゃって、ボビーの秘密がバレてやんの。だから、この映画の半ばで「潜入捜査」ってのが終了しちゃっているのだ。あぁ、なさけなぃ・・・。
 
 
映画「アンダーカヴァー」
http://www.undercover-movie.jp/
http://woman.excite.co.jp/cinema/movie/mov13625/
 
 

 
 

 
 

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索