映画嫌い (360)

2009年1月4日 映画

本日のクソ映画は2005年のタジキスタン映画「セックスと哲学 (Sex and Philosophy)」である。タジキスタンの映画ってのは珍しい・・・んだけど、これがさっぱり面白くないのだ。

主人公のジョーンはダンス教室の先生だ。彼は40歳の誕生日を迎えたその日、4人の女性をダンス教室に集めた。彼女たち4人は皆、ジョーン恋人なのであった。そして、ジョーンは彼女たちとの別れを宣言し、それぞれの女性とその出逢いについて回想しながら話を始めるが・・・。
 
意味のないクソ映画なのだ。これと言ったストーリーなんかないんだもの。無意味なシーンのテンコ盛りだ。1960年代、70年代前半あたりのフランスのヌーヴェル・ヴァーグの作風って言うか、日本のATGのような、山なし、オチなし、意味なし・・・のつかみどころのない映画になっちゃっている。今どきこんな映画を作っちゃうっていったい何なんだろうね? ストーリーもなくチンタラと時間だけが過ぎていく作風の映画は、私はソ連時代のタルコフスキー監督の映画を見てかなり免疫ができているんだけれど、それでも、あまりにもこの映画がつまらくて、すっごく時間の無駄に思えてきたから、もぅ、かなりイライラさせられた。自己中のあんなヤボったいおっさんの4股の恋愛話につきあってもしょうがないじゃないか。赤い色やストップウォッチなどを暗喩の素材として使っているのもダメだな。幼稚なんだもの。それが何の暗喩なのか考えるのがバカらしく思えてきて、私は考えるのをすぐにやめちゃった。オトナになりきれなかった未熟な監督がオトナになりきれていない未熟な男を映画で描写するとこんなエセ映画になっちゃうってことだろうね。タイトルに反して、ファック・シーンなんか全くないし、乳首さえも見せていない。それに、哲学だなんて全く関係ない。セリフの中に哲学的な名言もありゃしない。タイトルだけの企画倒れだ。バカバカしいったらありゃしない。こんなクソ映画は絶対に見るな!
 
映画「セックスと哲学」
http://www.cinema-today.net/0805/14p.html
http://forest.kinokuniya.co.jp/ItemIntro/142202
 
 

 
 

 
 

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