映画嫌い (370)

2009年2月12日 映画

本日のクソ映画は2008年の米国映画「パッセンジャーズ (Passengers)」である。この映画は来月の7日から日本で劇場公開されるようだ。ドンデン返し映画である。今後、この映画を見る予定の方は、以下を読まないように。
 
主人公は精神カウンセラーのクレア・サマーズ。航空機の墜落事故で生き残った5人の心のケアを彼女が担当することになった。事故原因は機長の人為的ミスであると発表されていたが、生存者の中のひとりは飛行中に爆発があったとクレアに言う。更には生存者が失踪したり、航空会社の者が生存者を尾行している様子があり、本当の事故原因を揉み消そうとしている航空会社の陰謀があるのではないか?とクレアは疑うのだった。
カウンセリングにやってこない生存者・エリックの家を訪問したところ、エリックは妙にクレアに言い寄ってくる。
事故の真相とは・・・?
 
もう一度、警告しておく。この映画を見る予定の方は、以下を絶対に読まないように。
 
クレアを演じているのはアン・ハサウェイだ。映画「プラダを着た悪魔」で主人公だったお姉さんだ。最近では映画「ゲット・スマート!」に整形美女捜査官99号として出演していた。目がデカい。その上、タレてる。そのマンガちっくな顔立ちが妙に気になるのは私だけであるまい。美人だとは思わないが、もうちょっとどうにか手を加えたら、スッゲェ~絶世の美女になるんじゃないか?と思いながら私は彼女の顔を見てしまうんだなぁ。同じ事を私は仲間由紀恵を見て感じてしまう。美人になりきれなかった微妙感に同じ臭いがするよねぇ。おしぃなぁ。
そんな事はどうでもいいか。
事故原因を隠蔽しようとしている航空会社、真実を掴もうとするクレアというシチュエイションのサスペンス映画のようにストーリーが進行しているものの、最後にドンデン返しが用意されているのだ。そのドンデン返しをどう評価するかだろうなぁ。私はこの結末には全然納得がいかなかったぞ。多くの疑問が残る。未解決のままの事象もあるし、矛盾を感じるシーンもいくつもある。同じようなドンデン返しでサプライズをやった映画には「シックス・センス」があるけど、アレはアレでストーリーに自己矛盾がない。でも、こっちの映画は、結末を知った後でストーリーを思い起こして考えると、あちこちにホコロビがあるんだよねぇ。だから、すっごく作りがザツに感じちゃう。
もったいぶらないで、そのドンデン返しを暴露しておくことにしよう。
生存者とされていた5人は、実はあの航空機事故で全員が死亡していたのだ。あの事故に生存者なんかいなかったのである。クレアが会っていた5人は皆、幽霊だった。
その上、クレアもあの便の搭乗者のひとりだった。クレア自身もあの事故で死んでいて、幽霊になっていたのである。この人も、あの人も、み~んな幽霊・・・ってなわけ。
ね、「シックス・センス」っぽいでしょ?
でも、このストーリーには納得がいかないなぁ。
 
 
映画「パッセンジャーズ」
http://www.passengers.jp/
アン・ハサウェイ (Anne Hathaway)
http://www.imdb.com/name/nm0004266/
 
 

 
 

 
 

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