映画嫌い (372)

2009年2月14日 映画

本日のクソ映画は2006年のデンマーク映画「ルルの冒険 黄金の魂 (De Fortabte Sjaeles)」である。
 
主人公のルルは13歳の少女。デンマークの海沿いのイナカ町に一家で引っ越してきた。その日の夜、新しい家のクローゼットの中から、青く光る小さな球体が出てきて、それが小学生の弟・シルヴェスタの体内に入り込む。シルヴェスタの体内には1873年に死んだへルマンという男の霊が入り込んでしまったのだ。へルマンは「対悪魔戦闘結社」のメンバーだったとルルに言い、なぜにシルヴェスタのカラダに入り込んだのか自分にもわからず、死者の国に帰りたいと言う。町から近いモンク島からは死者たちの助けを求める声が聞こえてくる。ルルはモンク島に行くとへルマンを死者の国に帰してあげるヒントがあるのではないかと思い、シルヴェスタ(へルマン)と近所に住む少年・オリヴァーと3人でボートに乗ってモンク島に渡るのだった。島には悪魔の化身・ネクロマンサーがいて、へルマンが隠した魔法の書「ロッジ・ブック」を渡せと言い・・・。
 
 
昨年に映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」ってのが公開されたでしょ。鎧を着用した白熊さんが戦う映画。マスコミは何かと話題にして騒いでいた映画だったけれど、全然おもしろくなくて、あれを見た人もあんな映画の事はもう忘れちゃっただろうねぇ。この映画のDVDのパッケージが、その「ライラの冒険」のDVDのパッケージにそっくり。その上に邦題まで似せている。
ってことで、この映画は「ライラの冒険」に便乗したパチものである。お子ちゃま向けファンタジーってな共通点はあるものの、その他には共通している事項はなく、かなり苦しまぎれの便乗パチものに見えてしまうぞ。
幼稚なストーリーのつまらなさは言うまでもない。ルルの主人公としての存在感がなくて、へルマン、つまり弟・シルヴェスタのほうが主人公っぽく見えてくるのがダメだねぇ。
最も痛いのは、ルルがそんなに可愛くないってことだろう。私はデンマークの映画界ってのはほとんど知らないんだけど、子役にはこんな女の子しかいなかったのかねぇ?
ってなことで、こんな映画に見る価値なし。悪魔が子供に負けてるんぢゃない。
 
 
映画「ルルの冒険 黄金の魂」
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=9329
http://www.fortabtesjaele.dk
 
 

 
 

 
 


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