映画嫌い (376)
2009年2月20日 映画本日のカス映画は2007年の米国映画「オニオン・ムービー (The Onion Movie)」である。コメディ映画だ。架空の放送局の架空のニュース番組「オニオン・ニュース」が報道する1つ1つのニュースがコント、ジョークになっている。その昔の映画「ケンタッキー・フライド・ムービー」を思い出させる形式だ。
う~ん、ギャグのアイディアが面白いとは言えないなぁ。この映画のジョークのブラックさってすごく中途半端だなぁ。
最新のパソコン「ベイツ4000」を買った男が次々にバージョン・アップ版の「ベイツ5000」、「ベイツ6000」、「ベイツ7000」、「ベイツ8000」、「ベイツ9000」・・・が出るものだから怒り狂ってベイツ社を訪問し、社長のギル・ベイツに斧を投げつけて殺すとか、そ~いうので面白いかぁ? ギル・ベイツってビル・ゲイツのパロディで、マイクロソフト社の懲りないバージョン・アップ三昧の状況を皮肉っているのだろうけど、それでは笑えないのだ。私自身もマイクロソフト社は大嫌いで、ウィンドウズが「バグだらけのデバイス・ドライバー」と言われているのに賛同しているんだけど、それでも笑えない。更なる創意工夫ってものが必要じゃないのかねぇ?(ちなみに、筆者が使用しているのはMac と UNIXワークステーションだ)
本人役で出演しているのがスティーヴン・セガールだ。疑似カンフー映画に出演している自分自身のパロディだな。太古から東洋に伝わる秘伝の拳法を習得して悪と戦う男を主人公にした架空の映画の宣伝として登場している。その拳法とは、相手の股間をグーでパンチする、それだけである。映画のタイトルが「コックパンチャー (Cock Puncher)」って、ズバリそのものだ。敵が女性だったり、ニューハーフだったらど~すんだよぉ?
映画「オニオン・ムービー」
http://www.imdb.com/title/tt0392878/
「オニオン」のおバカ・ニュース・サイトはここ(ただし英文)
http://www.theonion.com/content/index
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