映画嫌い (382)

2009年2月26日 映画

本日のクズ映画は2006年の米国映画「スウィーニー・トッド (Sweeney Todd)」である。私はこの映画を公開当時には見なかったんだけど、先日、仕事で米国に行ったら、深夜のケーブル・テレビで放送されているのを偶然と見かけちゃった。それが全然おもしろくなかったんだよねぇ・・・って事で、ここに書いちゃえ。
 
19世紀のイギリスのロンドン。元・理髪師のベンジャミン・バーカーが15年振りにロンドンに帰ってきた。15年前、ベンジャミンの美人妻・ルーシーを横取りしようとしていたターピン判事の策略によって、ベンジャミンは無実の罪をきせられて投獄され、その後に船乗りになっていたのだ。ルーシーは毒を飲み、当時に赤ん坊だった娘・ジョアナは養子としてターピン判事に引き取られていた。ベンジャミンは名前をスウィーニー・トッドに変えて、以前に自分の理髪店があったフリート・ストリートの同じ場所で理髪師としての仕事を再開する。ロンドンで一番まずいパイ屋「ミセス・ラベットの店」の2階だ。事情を知っているミセス・ラベットの協力で、スウィーニーはターピン判事への復讐の機会を狙い・・・。
 
ミュージカルの映画化なので、ミュージカル仕掛けの歌のシーンが何度も何度も登場して鬱陶しい。歌い出すと、途端にドッとシラケるなぁ。なんで映画にミュージカルが必要なのかねぇ? 歌う必要性なんか何もないじゃん。歌の歌詞で心理説明をしないで、プロの役者、プロの監督なら演技で表現しろよなぁ。ねぇねぇ、ジョニー・デップのファンの皆さん、彼が歌って何か楽しい? それを見て何か嬉しい? 私なんか歌のシーンになるとそのシーンを飛ばしたくなっちゃって、残念ながらテレビ放送で見ていたやつだから早送りできなくてねぇ、これがビデオやDVDで見ているやつだったら、絶対にリモコンで早送りしちゃっただろうなぁ。
復讐劇としても単調すぎて、ストーリーが全然おもしろくないなぁ。インテリジェンスもサプライズもないんだもの。あのラスト・シーンも想定内だよなぁ。剃毛カミソリでぶった切って復讐するってのは「必殺!仕置人」の応用みたいだ。そのスプラッター度も低いし、殺された人たちがミンチにされてミート・パイの食材になっちゃうってのもデス度が低い。だから、すっごく中途半端なのだ。アンソニーの件は無視しようっと。
 
映画「スウィーニー・トッド」
http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/
 
 

 
 

 
 

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