映画嫌い (385)

2009年3月2日 映画

本日のクズ映画は2007年の韓国映画「黒い家」である。
 
主人公のチョン・ジュノは独身男。彼女のミナは看護婦。ジュノは転職して保険会社の社員になった。そして、保険金の不正な請求を調査する査定員となったのだ。
ある時、イナカの街に住む男、パク・チュンペから「保険料の支払いをしたいのでジュノに集金に来てほしい」と、ジュノの名前を出しての指定があった。ジュノは集金の担当ではないが、パクの家を訪問する。すると、その家で、ジュノはパクの子供が自分の部屋で首を吊っているのを発見する。ジュノが第一発見者だ。子供は自殺したのか? その子供はパクの再婚した妻・シン・イファの連れ子で、その家は貧乏であるのに、なぜか毎月高額の保険料を払って、家族3人全員が保険に入っていたのである。パクはさっそく保険金の請求をしてきたが、ジュノはパクの様子に不信感を持つ。パクが保険金を目当に妻の連れ子を殺したのでは?と思い、警察の担当者と面談するが、パクが殺したという証拠がない。パクは毎日のように保険会社にやってきては、ジュノに保険金を払えと言う。ジュノの自宅の留守電には大量の無言電話が。ジュノはパクの過去の保険の状況を調べてみると、以前にパクは自分の親指を失ってしまった事で保険金を受け取っていたと判明。かなり怪しい人物だ。しかし、警察は自殺であると結論し、多額の保険金がパクに支払われるのだった。ジュノはパクの調査をして、パクの子供の頃の様子などを知り、パクが人の死を何とも思わないイカレた「サイコパス」だと疑いだす。そうであれば、このままでは、パクの妻までも殺される!と思い、ジュノはパクの妻に接近する。すると、ジュノや彼女のミナの身に次々と危険な事が起こり・・・。
 
テーマは「サイコパス」だ。保険金殺人を行なうサイコパスなパクがジュノに危険なストーカーまがいの行為をして、それに彼女まで巻き込まれて・・・ってな感じに見せているが、私には早々とパクの妻のほうがサイコパスだという事を見抜けちゃったぞ。死んだと思われた妻が実は生きていて、再度、ジュノを襲ってくる・・・ってのも想定内で、すごくストーリーが安っぽい。まるで日本のテレビのチープな2時間ドラマってな感じなのだ。ジュノの役を船越英一郎にやらせて、パクが温水洋一、パクの妻に松嶋奈々子ってなキャスティングでやれちゃいそうだなぁ・・・と思うのは私だけであるまい。で、調べてみたところ、この映画は邦画のリメイク映画らしいのだ。なぁ~るほどぉ~、元は日本ものだったんだ。私は日本のオリジナル版のほうは見ていないので、この映画とどのように違いがあるのか知らないのだが、それってリメイクする価値のある物だったのかねぇ? それがどうも疑問に残るんだなぁ。
ひとつだけ、これは韓国人向けだと思う点は、保険金の不正の問題を扱っているって事かな。韓国って保険金の不正が酷いんだよ。保険金目当に、事故に見せかけて平気で自分の指を切り落とす輩が多いのなんの。偽装の交通事故もめちゃくちゃ多い。そのような事情があるから、日本や米国の大手の保険会社はほとんど韓国に進出していないのだ。今までに私が何度も書いているように、ホント、韓国って酷い国なんだよねぇ。ジュノのような保険会社の査定員にワイロを渡して買収すると、簡単に保険金がおりるそうだ。
 
映画「黒い家」
http://www.cinemacafe.net/official/kuroiie/
 
 

 
ちなみに、この映画、今月の14日に WOWOW で放送されるらしい。韓国リメイク版と日本のオリジナル版の両方が。
 

 
 

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