映画嫌い (391)

2009年3月10日 映画
本日のクソ映画は2007年の英米加合作映画「イースタン・プロミス (Eastern Promises)」である。ロンドンに暗躍するロシアン・マフィアの世界を描いた映画だ。映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のデヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンが再び組んだ作品らしいのだが、そもそも「ヒストリー・オブ・バイオレンス」なんてどぉ~しょうもないクソ映画だったじゃないか。だから何も期待する事もなく見てみると、案の定、これまたどぉ~しょうもないクソ映画になっちゃっている。この映画の日本での劇場公開がどうなっちゃったのか私は知らない。
 
英国のロンドン。アンナはロシア系英国人。病院のナースだ。その病院に行き倒れのロシア人の妊婦少女が運び込まれてきた。少女は出産直後に死亡し、ロシア語で書かれた少女の日記、そして赤ん坊が残された。少女の親戚を見つけて赤ん坊を渡そうと考えたアンナは、日記に挿まれたカードに書いてあった市内にあるロシア料理レストランを訪問してみた。ロシアン・マフィア系の店だ。少女は以前にその店で働いていたと判明する。店主であるロシアン・マフィアのボス、ボスの息子、息子をサポートする謎の運転手・ニコライ。彼らと知り合ったアンナはロシアン・マフィアの裏社会と関わってしまった。日記を渡せと言うニコライに対してアンナの叔父は反抗的な態度を示すと、その後に叔父は行方不明になってしまう。その頃、店主は自分の後継者に息子ではなく、ニコライを指名すると、ニコライは刺客に襲われ・・・。
 
わけのわからん映画なのだ。ストーリーが複雑だという意味ではないし、ロシアン・マフィアの生態が想像を越えているという意味でもない。何を見せたい映画なのか、焦点がボケボケでさっぱり見えてこないのだ。ひたすら無意味感しか感じ得ない。ストーリー的にも全然おもしろくなくて、ロシアン・マフィアの対立抗争という点でもバイオレンス感もダーク感も薄いのもダメだな。後継者闘争でもないし、日記をめぐるサスペンス・ミステリーでもない。最後のほうで明らかになるニコライの素性にも失笑だ。このようなバカバカしい映画に存在価値はないね。
ニコライがサウナで刺客に襲われるシーンがあるんだけど、そのシーンではニコライは全裸で、股間ブラブラで格闘しちゃっている。私の見たやつは無修正版だったので、前からも後からもモロ見えだ。他人の陰嚢や陰茎なんか見たくねぇぞ。そこまで見せて演技するヴィゴ・モーテンセン、あんたプロやな!
 
映画「イースタン・プロミス」
http://eiga.com/movie/34221
 
 

 
 

 
 

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