映画嫌い (409)
2009年3月29日 映画
本日のクソ映画は2008年の米国映画「パニッシャー:ウォー・ゾーン (Punisher - War Zone)」である。またまたアメコミの実写版の映画化だ。この映画は来月の18日から日本で劇場公開されるらしい。
暗黒の犯罪都市、ニュー・ヨーク。士官学校で格闘技のインストラクターをしていたフランク・キャッスルは、妻子が犯罪に巻き込まれて死んでしまったのをキッカケに、悪人たちを勝手に処刑しまくる「パニッシャー」としての活動を始めた。防弾服と銃器で身を固め、マフィアのアジトやパーティ会場に突入し、悪人たちを撃ちまくるのである。
ある時、フランクはマフィアのビリー・ルソッチのアジトに突入した。フランクはビリーの手下を次々に射殺していく。その中にFBIの潜入捜査官のドナッテリーがいたのを知らず、フランクはドナッテリーまでも射殺してしまったのだ。ビリーはガラス瓶の粉砕機に巻き込まれ、全身が傷だらけになりながらも、奇跡的に助かっていた。
フランクはドナッテリーを射殺したことを深く悔い、残された妻と娘の事に心を痛め、パニッシャーからの引退を考える。一方、ドナッテリーの相棒だったFBIのバディアンスキー捜査官はフランクを追う。
そんな時、傷だらけになって生きていたビリーは、フランクへの復讐をしようと、フランクの支援者であるマイクロ、そしてドナッテリーの妻子を人質に取ってしまう。そして、ビリーは街中のギャングを集めて軍隊化し、アジトを武装するのだった。フランクは人質奪還のために単身でアジトに乗り込み、銃撃戦が始まる・・・。
アメコミ会社「マーヴェル・コミックス」が自社のアメコミを映画化する為に作った子会社「マーヴェル・スタジオズ」が、「アイアンマン」、「インクレディブル・ハルク」に続いて制作したのがこの映画である。
何ら新鮮味がないなぁ。ダークなヒーローってのを見せるこの手のやつって多過ぎだよなぁ。強いだけのヒーローではすぐに飽きられてしまうものだから、結局は、ヒーローにダークな一面を見せたり、人間としての挫折や葛藤を見せたりして、人間味ってのを前面に出すわけだが、この映画も単にその手のものでしかなく、見ていると飽き飽きしてきちゃう。特に、顔面キズだらけのビリーが「バットマン」、「ダーク・ナイト」における「ジョーカー」と同じようなパターンだから、随分と「バットマン」シリーズに近似して見えちゃうんだよなぁ。その他にも何ら新しいものがなく、ありきたりの人質救出劇、ありきたりの銃撃戦・・・と、どこかで見たことのあるようなシーンばかりだ。
フランクは暗いオッサンでしかなく、もうひとまわり若い役者を使ったほうが良かったんぢゃないのぉ?と思うのは私だけであるまい。
映画「パニッシャー:ウォー・ゾーン」
http://www.sonypictures.jp/movies/punisherwarzone/
暗黒の犯罪都市、ニュー・ヨーク。士官学校で格闘技のインストラクターをしていたフランク・キャッスルは、妻子が犯罪に巻き込まれて死んでしまったのをキッカケに、悪人たちを勝手に処刑しまくる「パニッシャー」としての活動を始めた。防弾服と銃器で身を固め、マフィアのアジトやパーティ会場に突入し、悪人たちを撃ちまくるのである。
ある時、フランクはマフィアのビリー・ルソッチのアジトに突入した。フランクはビリーの手下を次々に射殺していく。その中にFBIの潜入捜査官のドナッテリーがいたのを知らず、フランクはドナッテリーまでも射殺してしまったのだ。ビリーはガラス瓶の粉砕機に巻き込まれ、全身が傷だらけになりながらも、奇跡的に助かっていた。
フランクはドナッテリーを射殺したことを深く悔い、残された妻と娘の事に心を痛め、パニッシャーからの引退を考える。一方、ドナッテリーの相棒だったFBIのバディアンスキー捜査官はフランクを追う。
そんな時、傷だらけになって生きていたビリーは、フランクへの復讐をしようと、フランクの支援者であるマイクロ、そしてドナッテリーの妻子を人質に取ってしまう。そして、ビリーは街中のギャングを集めて軍隊化し、アジトを武装するのだった。フランクは人質奪還のために単身でアジトに乗り込み、銃撃戦が始まる・・・。
アメコミ会社「マーヴェル・コミックス」が自社のアメコミを映画化する為に作った子会社「マーヴェル・スタジオズ」が、「アイアンマン」、「インクレディブル・ハルク」に続いて制作したのがこの映画である。
何ら新鮮味がないなぁ。ダークなヒーローってのを見せるこの手のやつって多過ぎだよなぁ。強いだけのヒーローではすぐに飽きられてしまうものだから、結局は、ヒーローにダークな一面を見せたり、人間としての挫折や葛藤を見せたりして、人間味ってのを前面に出すわけだが、この映画も単にその手のものでしかなく、見ていると飽き飽きしてきちゃう。特に、顔面キズだらけのビリーが「バットマン」、「ダーク・ナイト」における「ジョーカー」と同じようなパターンだから、随分と「バットマン」シリーズに近似して見えちゃうんだよなぁ。その他にも何ら新しいものがなく、ありきたりの人質救出劇、ありきたりの銃撃戦・・・と、どこかで見たことのあるようなシーンばかりだ。
フランクは暗いオッサンでしかなく、もうひとまわり若い役者を使ったほうが良かったんぢゃないのぉ?と思うのは私だけであるまい。
映画「パニッシャー:ウォー・ゾーン」
http://www.sonypictures.jp/movies/punisherwarzone/
コメント