映画嫌い (427)
2009年5月26日 映画本日のクソ映画は2009年の米国映画「ワイルド・スピード X4 (The Fast and the Furious)」である。「ワイルドスピード」のシリーズ第4弾だ。日本を舞台にした第3弾「ワイルド・スピード X3」のバカバカしさは以前にここに書いたけど、それとは何ら関係のないストーリーになっている。かなり第3弾とは内容も弾雰囲気も違っているなぁ。第4弾では主演がヴィン・ディーゼルだ。それだけでもその雰囲気は予想がつくよなぁ。
米国では先月に劇場公開されていた。日本での劇場公開は未定のようだ。
主人公のドムは米国人だが、警察に追われて中米に逃げてきたという訳あり男だ。ドムらの集団は、中米で車をカッ飛ばし、タンクローリーを襲撃してガソリンを奪うという山賊行為をしていた。ところがドムは当局に目をつけられ、ドムは集団の他のメンバーに迷惑がかからにようにと、集団を解散させた上で、密かに米国の妹・ニーナの家に帰ってきたのだった。
そんな時、集団の元メンバーで、ドムの彼女であるレティが米国で殺されてしまった。麻薬密売組織によって殺されたことを突き止めたドムは、その組織への復讐を誓う。
一方、警官のブライアン・オコーナーという男がいた。ニーナの元彼である。ブライアンもその麻薬密売組織を追っていて、正体不明の謎のリーダー、ブラガを逮捕しようと、潜入捜査の機会を狙っていたのだ。
麻薬密売組織がスゴ腕のドライバ-を麻薬の運び屋として雇いたがっているという情報があり、組織への潜入をしようとしているドムとブライアンは、組織主催の公道レースに出場し、共に合格して採用される。ブライアンはドムをも逮捕すべき立場にあったが、ふたりは反目しながらも協力して組織に入り込み・・・。
ね、第3弾と随分と傾向が違っているでしょ? これを同じシリーズものとして公開しちゃうというのがバカだなぁ。
主役のドムを演じているヴィン・ディーゼルの毎度毎度のあの演技に失笑である。どの役をやらせてもみ~んな同じになっちゃうというアレでしかない。その不器用さがこの映画では裏目にしかなっていないよなぁ。そのスキンヘッドにも、もう飽き飽きだ。
肝心のカー・チェイスのシーンも、冒頭のタンクローリー襲撃シーン以外はたいしたこともなく、後半にもカー・チェイスはシーンあるものの、クライム・サスペンスとしての流れの中の1つにしかなっていないのだ。カー・チェイス映画のくせに、これでいいのか?
映画「ワイルド・スピード X4」
http://www.imdb.com/title/tt1013752/
追記:
この映画は日本では2009年10月9日より劇場公開されるようだ。
邦題は「ワイルド・スピード・MAX」のようである。この映画のどこがいったい「MAX」だと言うのだ?
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