映画嫌い (433)
2009年6月5日 映画
本日のクソ映画は2008年のベルギー映画「その男ヴァン・ダム (JCVD)」である。筋肉系俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムが自分自身を演じている自虐風味のある映画だ。日本では今年の正月映画として劇場公開されていたようだ。正月にこんな映画を見てもしょうがないだろうにぃ。
その男はジャン=クロード・ヴァン・ダム、48歳。ベルギー出身で、1990年代にハリウッド映画で成功したマッチョなアクション俳優だ。ところが大作映画に出演する機会もなく、その格闘派スタイルも21世紀になって時代遅れになってしまい、出演依頼があった映画の主役をスティーヴン・セガールに取られてしまった。かつてジョン・ウー監督の映画で主演もしたが、あの映画はジョン・ウーを有名にしただけで終わってしまい、彼はジョン・ウーに捨てられてしまったのだ。私生活では離婚をして、娘の親権を元妻に取られ、莫大な慰謝料まで支払わなければならない判決が出た。そして、小切手が不渡りになり、クレジット・カードも使えない状態に落ちぶれていたのだ。その年齢だから、そろそろアクションもきつい。アクション俳優として潮時か・・・。
そんなどん底の彼がベルギーに帰ってきた。ベルギーで彼を知らない者はいない。すでに過去の人ながら、ハリウッドで最も成功したベルギー人なのであるから。彼は空港でタクシーに乗り、故郷の町へ向かい、途中で郵便局に立ち寄ろうとする。そして、彼が郵便局に入った直後に銃声が。その郵便局で強盗事件が発生したのだ。犯人は客らを人質にして立てこもり、一方、郵便局を警察の特殊部隊が包囲する。ヴァン・ダムは郵便局強盗をするほどまで落ちぶれたのか・・・?
全然おもしろくないよぉ。自虐ネタにしてもブラック度が低いし、旬を過ぎたアクション俳優のダサさの表現も手ぬるい。郵便局強盗のストーリーも全然ダメ。中身が薄いし、だから何なんなんだ?ってな域を出ていない。
ヴァン・ダム、しばらく見ていなかったけど、ホント、フケたねぇ。なんだかフランスのイナカ町の家具屋のオヤジみたいな風貌になっちゃっている。ちなみに、彼の私生活を見せていながらも、プリンセス・天功の事についての言及は一切ない。
10年くらい前、私はドイツのフランクフルト空港のトランジットで、彼を見かけたことある。有名俳優がいるぞ!って人々が彼の回りに集まっていて、サイン責め、一緒に写真撮影責めにあっていたのだ。彼は気さくにそれに応じていた。私は彼が主演していた「ユニヴァーサル・ソルジャー」とかを見た事はあったけれど、ファンではなかったから、サインをもらうわけでもなく、一緒に写真におさまるわけでもなく、単に握手だけしてきた。ちょっと意外だったのは、彼、小さいのだ。映画で見た感じでは190cmよりやや低いくらいの・・・ってな長身男。実際には、私とほぼ同じ身長なんだもの。175cmくらいしかないぞ。第一印象は「ちっちぇ~!」だった。
映画「その男ヴァン・ダム」
http://vandamme.asmik-ace.co.jp/
その男はジャン=クロード・ヴァン・ダム、48歳。ベルギー出身で、1990年代にハリウッド映画で成功したマッチョなアクション俳優だ。ところが大作映画に出演する機会もなく、その格闘派スタイルも21世紀になって時代遅れになってしまい、出演依頼があった映画の主役をスティーヴン・セガールに取られてしまった。かつてジョン・ウー監督の映画で主演もしたが、あの映画はジョン・ウーを有名にしただけで終わってしまい、彼はジョン・ウーに捨てられてしまったのだ。私生活では離婚をして、娘の親権を元妻に取られ、莫大な慰謝料まで支払わなければならない判決が出た。そして、小切手が不渡りになり、クレジット・カードも使えない状態に落ちぶれていたのだ。その年齢だから、そろそろアクションもきつい。アクション俳優として潮時か・・・。
そんなどん底の彼がベルギーに帰ってきた。ベルギーで彼を知らない者はいない。すでに過去の人ながら、ハリウッドで最も成功したベルギー人なのであるから。彼は空港でタクシーに乗り、故郷の町へ向かい、途中で郵便局に立ち寄ろうとする。そして、彼が郵便局に入った直後に銃声が。その郵便局で強盗事件が発生したのだ。犯人は客らを人質にして立てこもり、一方、郵便局を警察の特殊部隊が包囲する。ヴァン・ダムは郵便局強盗をするほどまで落ちぶれたのか・・・?
全然おもしろくないよぉ。自虐ネタにしてもブラック度が低いし、旬を過ぎたアクション俳優のダサさの表現も手ぬるい。郵便局強盗のストーリーも全然ダメ。中身が薄いし、だから何なんなんだ?ってな域を出ていない。
ヴァン・ダム、しばらく見ていなかったけど、ホント、フケたねぇ。なんだかフランスのイナカ町の家具屋のオヤジみたいな風貌になっちゃっている。ちなみに、彼の私生活を見せていながらも、プリンセス・天功の事についての言及は一切ない。
10年くらい前、私はドイツのフランクフルト空港のトランジットで、彼を見かけたことある。有名俳優がいるぞ!って人々が彼の回りに集まっていて、サイン責め、一緒に写真撮影責めにあっていたのだ。彼は気さくにそれに応じていた。私は彼が主演していた「ユニヴァーサル・ソルジャー」とかを見た事はあったけれど、ファンではなかったから、サインをもらうわけでもなく、一緒に写真におさまるわけでもなく、単に握手だけしてきた。ちょっと意外だったのは、彼、小さいのだ。映画で見た感じでは190cmよりやや低いくらいの・・・ってな長身男。実際には、私とほぼ同じ身長なんだもの。175cmくらいしかないぞ。第一印象は「ちっちぇ~!」だった。
映画「その男ヴァン・ダム」
http://vandamme.asmik-ace.co.jp/
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