映画嫌い (437)

2009年6月24日 映画

本日のクソ映画は2009年の邦画「ディア・ドクター」である。今週の週末から劇場公開されるようだ。
 
山あいの小さな村の診療所。医師・伊野は数年前から住み込みでその診療所に勤務し、地元の人々から慕われていた。ところが伊野は突如として失踪してしまう。刑事たちが捜査を開始し、2ヵ月前からその診療所に赴任している研修医の相馬は、伊野の仕事っぷりを振り返る。ひとり暮らしの老婦人・かづ子を診察したころから伊野の様子がおかしくなっていた・・・。
 
過疎化する山あいの高齢者の村。そこの診療所で住民に慕われている医師。そのようなシチュエイションでのありきたりのプチ・ハートウォーミングを見せられてもなぁ。実際に見てみたところ、予想以上に中身がカラッポだった。これって、伊野医師の役に笑福亭鶴瓶をキャスティングしちまった・・・という、そ~いう意味での冒険の映画でしかないなぁ。鶴瓶の起用は失敗だとは言わない。逆に、そのつかみどころのなさが、この役には適任とすら思えてくる。冒険に成功しちゃっているのだ。しかし、その他のキャスティングがことごとく失敗しちゃっているのが痛い。相馬研修医に瑛太、看護婦に余貴美子、老婦人のかづ子に八千草薫だもの、全滅じゃん。
で、早い段階から私はこのストーリーのオチが見えてしまったもの、ストーリー自体が面白くない上に、映画としての見せ方もヘタなんだよだねぇ。そのオチとは、伊野が「ニセ医者」だったという、そ~いうどぉ~しょ~もないストーリーだったのさ。そんなチープなストーリーじゃ面白くないってば。そんなので面白いとでも思ったのかねぇ、西川監督?
 
映画「ディア・ドクター」
http://deardoctor.jp/
 
 

 
 

 

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